貫地谷しほり×和田正人 39歳で認知症になったパパと家族の9年間を描く 「オレンジ・ランプ」23年公開
2022年9月20日 08:00
本作は、39歳で若年性アルツハイマー型認知症と診断され、講演などで自らの経験を語る丹野智文氏が企画協力。本人や家族、周囲の人々がどのように認知症を受け入れ、ともに生きてきたのかを丹野氏の実話をもとに描く。
カーディーラーのトップセールスマンとして活躍する晃一は、妻・真央と2人の娘とも仲が良く、休みには仲間とフットサルを楽しむなど、毎日が充実していた。しかし、ある日から、客やスタッフの名前も忘れるなどの症状に見舞われ、少しずつ異変を感じるようになる。病院で検査を受けた結果、診断は若年性アルツハイマー型認知症。家族のことを思い、不安に押し潰されそうになる日々。しかし、あることをきっかけに妻や本人、そして職場や地域の人々の意識も変わっていく。
晃一役を和田、妻の真央役を貫地谷が演じ、「村の写真集」「しあわせのかおり」などを手掛けた三原光尋監督がメガホンをとる。新人介護福祉士の成長を描いた「ケアニン」シリーズの製作陣が、“認知症になっても安心して暮らせる町”をテーマに希望と再生の物語を紡ぐ。
モデルとなった丹野氏は、現在も働きながら普段通りの生活を送るが、その背景には本人や家族の工夫に加えて、地域や職場など周りの環境も大きく関係している。丹野氏は、「私のことが映画になるのは嬉しさと恥ずかしさが入り混じった気持ち」と心境を明かすとともに、「なぜ、(診断から)9年経っても笑顔で認知症の啓発活動ができているのか、これから認知症の人に接するヒントになると思います」と語っている。丹野氏のコメント全文は以下の通り。
今回、私のことが映画になるのは嬉しさと恥ずかしさが入り混じった気持ちです。
私の役を和田正人さん、そして妻の役の貫地谷しほりさん、2人とも優しい雰囲気で聞いた時にはよかったと思いました。
この映画をとおして、認知症と診断されてからの葛藤や周りの人達の関わりから認知症と診断されても笑顔で前向きに過ごす事が出来ることを知ってもらえると思います。
なぜ、9年経っても笑顔で認知症の啓発活動ができているのか、これから認知症の人に接するヒントになると思います。
ぜひ、多くの人達に見てもらいたい映画です。
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