インド滞在期のザ・ビートルズ映したドキュメント、製作総指揮デビッド・リンチ&ジョージ・ハリスンが“超越瞑想”体験語る メンバー捉えた場面写真も公開
2022年9月4日 08:00

世界的ロックバンド「ザ・ビートルズ」デビュー60周年に、最高傑作「ホワイト・アルバム」を生んだインド滞在期のビートルズと出会い、奇跡の8日間を過ごしたポール・サルツマン監督によるドキュメンタリー「ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド」。このほど、製作総指揮のデビッド・リンチ&ジョージ・ハリスンが“超越瞑想”体験について語るコメント、メンバーたちの貴重な姿を収めた場面写真が公開された。
1968年、全世界で最も有名なグループ、ザ・ビートルズはガンジス川のほとりにいた。自分たちは何者で、どこに向かえば良いのか――人生の豊かさとは何かを求めるジョージの発案で、4人は超越瞑想運動の創始者マハリシ・マヘーシュ・ヨーギーと出会い、インド北部のリシケシュにある、ガンジス川を臨む丘の上のアシュラム(僧院)に招待される。この時、心の声の導きでこの地を訪れていたひとりの青年がポール・サルツマン監督だ。本作は、ザ・ビートルズと運命的に出会い、共に過ごしたサルツマン監督の奇跡の8日間を描くドキュメンタリーだ。
製作総指揮のリンチは、超越瞑想の推進者のひとり。ザ・ビートルズとリンチ、決して結ばれるはずのない彼らが“超越瞑想”で結ばれ、この映画が生まれた。超越瞑想とは、目を閉じて楽に座りながら、1日2回、20分間実践するシンプルかつ自然で簡単なテクニックで、心の内深くにある穏やかな領域を体験することができると言われている。
「“真の幸福は外界ではなく内側にある”」という言葉を聞いたとき、リンチは内側に辿りつく方法が分からなかったが、「この言葉が私には真実味を帯びて響いた」と振り返り、その後、瞑想で内側にある幸福を見つけられるかもしれないと気付いたのだと語る。最初の瞑想体験は、「まるでエレベーターにいて、突然ワイヤーが切られ落ちていく感覚。一気に内側に到達し、至福の中を漂った。たまげたよ」と目を輝かせ、その体験以来、瞑想が生活の一部になったと明かしている。
また、当時のテレビ取材に応じたジョージは「目的はどんな微かな思考も超越することだ。思考をマントラに置き換えると、マントラすら微かになって最終的には消えてしまう。そして純粋意識に到達する」と語っている。公開された場面写真はテレビのインタビューを受けるジョージとジョンの2ショット、超越瞑想の創始者マハリシ、ポール・マッカートニーとリンゴ・スターがデビッド・リンチと3ショットで微笑む姿をとらえている。
「ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド」は、9月23日からヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺、新宿バルト9ほか全国順次公開。
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