ウッディ・アレン監督、次回作はパリで撮影
2022年7月3日 18:00

ウッディ・アレン監督が、次回作を夏の終わりから初秋にかけてパリで撮影することがわかった。
アレック・ボールドウィンのInstagramライブで、アレン監督本人が明らかにしたもの。2020年の「Rifkin's Festival(原題)」以来となる新作はタイトル未定で、あらすじや出演者についてはいまだ謎に包まれている。
アレン監督は、動画配信サービスの台頭により「映画館のような効果がないため、スリルの多くはなくなってしまった」と映画製作への興味が薄れていることを語り、「私がキャリアをスタートさせた頃は、映画を作れば人々が全国の映画館に集まってきた」と嘆いた。
近年のハリウッドでのアレン監督の立場は、養女ディラン・ファローが7歳の頃に性的虐待を加えたという疑惑が再浮上したことで崩落状態にある。21年にHBOが制作したドキュメンタリーシリーズ「Allen v. Farrow」では、ファローがアレンに対して抱いた近親相姦の疑惑を詳細に語り、物議を醸していた。
バルセロナの制作会社が製作を手掛けた前作は、サンセバスチャン映画祭でお披露目されたが、パンデミックの影響もあり興行は限定的でデジタル配信がメインだった。逆風が吹き荒れるハリウッドを離れてヨーロッパで撮影する次回作がどのような興行になるのか注目だ。
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