塚本晋也監督「野火」8年目、戦後77年 今夏も全国でのアンコール上映が決定
2022年6月24日 18:00

塚本晋也監督作「野火」は戦後70年にあたる2015年に初公開され、これまで71~76年と毎夏かかさず上映を重ねてきた。戦後77年となる今年も終戦記念日を中心に、8年目のアンコール上映を行うことが決定した。
「野火」は構想から20年の歳月をかけ完成し、14年にはベネチア映画祭コンペティション部門に出品。翌年には、全国83館で劇場公開された。その後も、製作当初から「『野火』を毎年終戦記念日に上映されるような映画にしたい」という塚本監督の思いに共感した劇場にて、毎年アンコール上映を重ねてきた。

第2次世界大戦末期のフィリピン・レイテ島。日本軍の敗戦が色濃くなった中、田村一等兵(塚本晋也)は結核を患い、部隊を追い出されて野戦病院行きを余儀なくされる。しかし負傷兵だらけで食料も困窮している最中、少ない食料しか持ち合わせていない田村は早々に追い出され、ふたたび戻った部隊からも入隊を拒否される。そしてはてしない原野を彷徨うことになった。空腹と孤独、そして容赦なく照りつける太陽の熱さと戦いながら、田村が見たものとは……。


初年度からの劇場・自主上映含む総観客数は、およそ9万7000人にのぼる。今年は渋谷・ユーロスペースを中心に全国34館の劇場で上映が決定(6月24日現在)。各劇場の上映予定、併映予定等実施の詳細は、劇場HP、「野火」オフィシャルサイト(http://nobi-movie.com/)、SNSで随時発表される。
またアンコール上映に先駆けて、7月5日午後8時30分から「野火」のメイキングである「塚本晋也解説『野火』20年の軌跡」の無料オンライン上映会を塚本監督のQ&A付で実施。申し込みは「Peatix(ピーティックス)」(https://nobi-movie20220705.peatix.com)で、6月28日午後8時から受付開始。30人限定。

共感してくださった劇場さんが、今年もこんなにたくさん上映をしてくださいます。改めて感謝と驚きを感じています。
劇場での体験は、特別なものになると確信します。
(C)SHINYA TSUKAMOTO / KAIJYU THEATER
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