伊藤健太郎、復帰作「冬薔薇」公開で「初日愛おしい」 阪本順治監督に感謝の手紙
2022年6月3日 20:38

俳優の伊藤健太郎が6月3日、東京・新宿ピカデリーで行われた主演作「冬薔薇(ふゆそうび)」の初日舞台挨拶に、阪本順治監督とともに登壇した。不祥事を乗り越え、2年ぶりの映画出演を飾った本作。伊藤は「初日がこんなにも愛おしいものかと。自分にとって“第2章”の始まりだと思っています」と決意を新たにし、「これからもすてきな作品を皆さんに届け続け、現場に居続けられる役者になりたい」と力強く宣言していた。
阪本監督が伊藤をイメージしてオリジナル脚本を当て書き。ある港町を舞台に、不良仲間とつるみながら、日々を無為に過ごす青年・淳(伊藤)が、思わぬ事件に巻き込まれる。浮かび上がった意外な犯人像とは? 主人公の両親を演じるのは、小林薫と余貴美子。全国51スクリーンで封切られた。

「どん底からすくい上げてくださった」と阪本監督に感謝を伝えた伊藤は、さらにサプライズの手紙を朗読し「監督に出会えたこと、すばらしい先輩方とご一緒できたこと。本当に感謝しかありませんし、『冬薔薇』は僕にとって宝物です。役者としてずっと生きていくこと、芝居が大好きだということを改めて感じました」と胸中を吐露。「次はボクシング映画でご一緒したいです」と再タッグにも意欲を燃やした。
伊藤が手紙を読み終えると、阪本監督は「やばいですよ……。ちょっと参ったな」と感無量の面持ち。「伊藤くんに感謝された感じですけど、僕も伊藤健太郎という役者と出会わなければ、この脚本は一生書いていない。こういう物語を綴らせてくれた伊藤くんに感謝です」と言葉を送り、プレゼントされたバラの花束を「返します(笑)」と伊藤に差し出した。

改めて伊藤が「大事に大事に心の奥底にしまっておきたい。20年後、30年後、40年後に見返して、どう感じるか楽しみ」と作品への強い思い入れを示すと、阪本監督も「コロナ禍で、うつじゃないですけど、自分の弱い部分を見つけて、ネガティブに物事を考えていた。『冬薔薇』は伊藤くんの復帰作ですが、僕の復帰作でもあります」と自身にとってもターニングポイントだと語っていた。
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