【世界の映画館】あの個性派俳優にも会えるかも!? キネカ大森
2022年6月1日 10:00

これまで映画.comの各SNSで月初にご紹介してきた「世界の映画館」ですが、今回からより情報を増やし、ニュースとしても配信することとなりました。記念すべき1回目は、東京・大森の「キネカ大森」をご紹介します。
キネカ大森(3スクリーン、241席)はテアトルシネマグループの映画館で、1984年3月に、当時としては非常に珍しい1館に複数のスクリーンを設置した映画館として、スーパーマーケット西友大森店の5階に誕生しました。
これを喜んだのが、大森駅を毎日通過していたという映画評論家の故淀川長治さんで、開館に際して「ついに、生まれるべくして生まれた映画の三教室。ありがとう。この教室は娯楽の教室。この教室は芸術の教室。この教室は文化の教室。この教室は海外への目をひらかせる教室。(中略)『キネカ』こそは私の親友の嬉しき誕生だ。」と祝福と応援のメッセージを寄せており、これは今も劇場内に掲示されています。
同館の特徴は、淀川さんのメッセージにもあるとおり幅広いジャンルの作品を上映している点で、新作のロードショーに加えて、週替わりでテーマに沿った2作品を上映する「名画座2本立て」、ゲストを招いたイベント上映などを行っています。

また同館は、地元に住む俳優の片桐はいりさんがふらりと訪れ、劇場業務を手伝うことでも有名なので、運が良ければ会うこともできるかもしれません。なお、片桐さんは映画館公式Twitter(@kineca_omori)にも度々登場したり、映画上映前の先付けショートムービー「もぎりさん」(全12話)にも主演。同作の第1話は、WEB限定で配信されている(https://youtu.be/4l4r9duLhPE)ので、気になる方はぜひチェックを。
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