モーガン・フリーマン、ロブ・ライナー監督ら、ロシアの入国禁止リスト入り
2022年5月30日 22:00
アメリカによる制裁の報復措置として、ロシアが入国を拒否するアメリカ人のリストを更新した。すでに入国禁止となっているジョー・バイデン大統領やカマラ・ハリス副大統領、ヒラリー・クリントン元国務長官をはじめとする新旧の政府高官や上下院の大半の議員、マーク・ザッカーバーグをはじめとする企業経営者、ジャーナリスト、活動家といった計936人のなかに、ハリウッドの重鎮である名優モーガン・フリーマン、ロブ・ライナー監督の名前もある。
フリーマンとライナー監督がロシアから目をつけられたのは、2016年の米大統領選にロシアが介入した危険性を啓蒙するために立ちあげられた団体「ロシア調査委員会」(Committee to Investigate Russia)に関与していたからだと考えられる。
フリーマンは、17年のロシア調査委員会のコマーシャルに出演。「我々は攻撃された」「我々は(ロシアと)戦争状態にある」と、ロシアによるアメリカの民主主義への攻撃の危険性を訴えた。この団体の主導者のひとりが、「恋人たちの予感」や「アメリカン・プレジデント」で知られる名匠ライナー監督だった。
一方、ドナルド・トランプ前大統領とその親族の名前は、入国禁止リストに含まれていない。