「イタリア映画祭2022」開催決定 新作10本、モレッティ、パゾリーニ、アントニオーニなど特別上映作6本
2022年4月5日 21:00
「日本におけるイタリア年」をきっかけに2001年から始まり、今年で22回目となる「イタリア映画祭2022」が、東京・大阪で開催が決定。今年は新作10本、特別上映作品6本が上映される。
昨年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、東京会場の開催は中止、3年ぶりの東京・大阪2拠点での開催となる。昨年のカンヌ国際映画祭で絶賛された巨匠マルコ・ベロッキオの新作で、若くして死去した監督の双子の実弟をめぐるドキュメンタリー「マルクスは待ってくれる」をはじめ、伊コミック発のダークヒーローにルカ・マリネッリを主演に迎えた「ディアボリック」、マーティン・スコセッシが認めた若き才能ジョナス・カルピニャーノ監督(「チャンブラにて」「地中海」)の新作「キアラへ」や、世界20カ国以上でリメイクされた「おとなの事情」のパオロ・ジェノベーゼ監督の新作「スーパーヒーローズ」、名優トニ・セルビッロ主演の2作品や「いつだってやめられる」シリーズのエドアルド・レオ監督・主演作「ある日、ローマの別れ」など、映画祭ファンにはうれしく、イタリア映画に馴染みのない観客も楽しめる多彩な10作品が取り揃えられた。
特別上映作品は、今秋に新作「3つの鍵」が劇場公開となるナンニ・モレッティの3作、生誕100年を迎えたピエル・パオロ・パゾリーニの「アッカトーネ」(64)、そしてミケランジェロ・アントニオーニ「赤い砂漠」(61)といったイタリア映画を代表する巨匠作品をラインナップ。さらに新たな試みとして、田邊アツシ監督によるムラーノ島でベネチアンガラスを制作する日本人作家に迫るドキュメンタリー映画「マゴーネ 土田康彦『運命の交差点』についての研究」が初の日本作品として上映される。
作品情報の詳細、チケット発売などの続報は、公式サイト(http://www.asahi.com/italia/)、公式twitter(@italianfilmfes)で告知される。
会期: 4月29日(金・祝)~5月4日(水・祝)
会場:ユーロライブ
(東京都渋谷区円山町1-5 ユーロスペース内/KINOHAUS 2F)
主催:朝日新聞社、イタリア文化会館、チネチッタ
特別後援:イタリア共和国大統領
後援:イタリア大使館
HP(http://www.eurospace.co.jp/)・劇場にて発売。
※前売り一般1500円/学生1200円など、当日一般1800円/学生1500円など
会期:5月14日(土)ー5月15日(日)
会場:ABCホール(大阪府大阪市福島区福島1-1-30)
※チケットは4月16日(土)12:00(予定)からあさチケにて発売。
※前売り一般1400円/学生1100円、当日一般1700円/学生1400円