「おそ松さん」大ヒットスタートも、舞台挨拶は宮舘涼太の誕生日会に!?
2022年3月26日 14:10
アイドルグループ「Snow Man」が主演する映画「おそ松さん」の公開記念舞台挨拶が3月26日、東京・TOHOシネマズ六本木で行われ、メンバー9人と高橋ひかる、前川泰之、桜田ひより、英勉監督が登壇した。
25日に全国200館で封切られ、初日だけで観客動員23万7000人、興収3億3000万円を記録。大ヒットスタートを祝って、全員でくす玉を割ったが垂れ幕に大きく書かれた文字は「祝 宮舘涼太さん 誕生日おめでとう」。前日が29歳だった宮舘へのサプライズ演出だった。
宮舘は、押し出されるかっこうでセンターに進み「ありがとうございます。無事に29歳になりました」と照れながら話した。メンバーに「よっ、社長」などとはやし立てられながら、「これからも皆さんに幸せと笑顔を与えられる男性になります」と抱負を述べ、大きな拍手を浴びた。
映画は、赤塚不二夫さんの生誕80年を記念し、伝説のギャグ漫画「おそ松くん」をベースに2015年にアニメ化された「おそ松さん」の実写化。20歳を過ぎてもクズでニート、童貞という松野家の六つ子がさまざまな騒動を巻き起こす。今月10日に未完成報告会見を開くなど完成がギリギリになったが、なんとか公開にこぎつけた。
おそ松役の向井康二は「ウチの母親も昨日、奈良のイオンシネマ橿原に見に行ったそうで、外まで行列ができてすごかったと言っていました。自然と笑顔になれる映画です」と満足げ。トド松役のラウールも、「元気がもらえる映画。元気がなくなった時に見て、笑って、元気を補充しましょう」と呼び掛けた。
見どころも“九人九色”で、宮舘は「向井康二の演技ですかね。個人的に刺激になった」と絶賛。だが、ヒロイン・トト子役の高橋がほのかな恋を思わせるシーンで「いつもはうるさいのに、そのシーンの前だけは『今、ラブモードに入っているから』と言われ傷ついた」と暴露すると、向井は苦笑いするしかなかった。
英監督にいたっては、「28日のアカデミー賞にノミネートされただけで…」、「動物たちが歌う映画に…」とボケを連発し、メンバーが総ツッコミ。「こんな人気者たちにツッコまれて、作ったかいがありました」と喜びをかみしめた。
岩本照は「笑えるのは人間の特権。ハッピーになりましょう」と締めの挨拶。そして、「きょうは宮舘の誕生日会にお越しいただき、ありがとうございました」と続け、さらなる爆笑を誘っていた。