大人の自分探しムービー「マイ・ニューヨーク・ダイアリー」 天才作家サリンジャーも登場する90秒予告編
2022年3月16日 12:00

マーガレット・クアリーとシガニー・ウィーバーが共演し、作家J・D・サリンジャーのファンレター担当者の実話を描いた「マイ・ニューヨーク・ダイアリー」の90秒予告編が公開された。
原作は、出版エージェンシーで働いた日々を綴ったジョアンナ・ラコフ氏の自叙伝「サリンジャーと過ごした日々」(柏書房刊)。「ライ麦畑でつかまえて」などで知られる作家サリンジャーを担当する編集者と、新人編集アシスタントの驚きの実話が描かれる。

舞台は、1990年代の米ニューヨーク。作家を夢見るジョアンナは、老舗出版エージェンシーで編集者マーガレットのアシスタントとして働き始める。彼女の仕事は、世界中から届くサリンジャー宛のファンレターを処理すること。小説の主人公に自分を重ねる10代の若者、戦争体験をサリンジャーに打ち明ける退役軍人、作家志望の娘を亡くした母親。心揺さぶられる手紙を読むにつれ、ジョアンナは飾り気のない定型文を送り返すことに気が進まなくなり、ふとした思いつきで個人的に手紙を返し始める。
ジョアンナ役をクアリー、ジョアンナの上司マーガレット役をウィーバーが演じ、「ぼくたちのムッシュ・ラザール」「グッド・ライ いちばん優しい嘘」を手掛けたフィリップ・ファラルドー監督がメガホンをとった。


新たな予告編は、ニューヨークにスーツケースひとつでやってきたジョアンナが、この街で作家を目指すことを決意するシーンから始まる。老舗出版エージェンシーで働き始め、サリンジャー宛の大量のファンレターに定型文を返信するジョアンナ。情熱にあふれた手紙に心を打たれた彼女は、「きちんと返事をすべき」と上司のマーガレットに訴えるが、一蹴されてしまう。雑務に明け暮れ、夢を見失いそうになっていたある日、ジョアンナはサリンジャーからの電話を受ける。「作家になりたいなら毎日書くんだ」とアドバイスをくれるサリンジャー。映像の後半では、失敗を繰り返しながらも、日々成長していくジョアンナが映し出される。
「マイ・ニューヨーク・ダイアリー」は、5月6日より新宿ピカデリー、Bunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかで全国公開。
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