「DUNE デューン」シネマティックユニバースの構築? 米ワーナーが画策
2022年3月16日 11:00

米ワーナーメディアが、「DUNE デューン 砂の惑星」のシネマティックユニバースの構築を画策していることが、脚本家の証言によって明らかになった。
SF大作「DUNE デューン 砂の惑星」は現在、後編「デューン パート2(原題)」の製作準備が急ピッチで進められている。そんななか米The Playlistは、ドゥニ・ビルヌーブ監督、エリック・ロスと共同で脚本を執筆したジョン・スペイツ(「プロメテウス」)を直撃した。
スペイツはもともと、「DUNE デューン 砂の惑星」のHBO Max向けスピンオフドラマ「DUNE: THE SISTERHOOD(原題)」の企画・制作総指揮を手がける予定だったが、映画版「デューン パート2(原題)」の脚本を執筆するため、2019年11年に降板している。
「DUNE: THE SISTERHOOD(原題)」に関して、スペイツは「詳しいことは話せないが、テレビドラマ版は進行中だ」と証言。他のショーランナーのもと、HBO Max向けに準備が進められているという。また、「『デューン パート2(原題)』だけでなく、『DUNE』世界における他の映画化の可能性も調査することになった。まだ話し合いの段階で、これについても詳しく話せないのだが」とも明かしている。
米AMCは、「ウォーキング・デッド」のユニバースを拡張させていくために脚本家スコット・M・ギンプルをチーフ・コンテント・オフィサーに任命しているが、米ワーナーメディアも「DUNE」を映画やテレビドラマで展開していくためのアドバイザー的な役割をスペイツに委託しているようだ。
ちなみに、「DUNE デューン 砂の惑星」と続編「デューン パート2(原題)」は、フランク・ハーバートのSF小説「デューン 砂の惑星」を映像化したもの。ハーバートによる「デューン」には続編が5巻あり、ビルヌーブ監督は第2巻「デューン砂漠の救世主」(原題:Dune Messiah)を、「DUNE: PART THREE(原題)」として映画化する構想を抱いており、スペイツもこれに深く関わっているようだ。
「デューン 砂漠の救世主」は、「DUNE」3部作の完結編としては完璧だとスペイツは話す。「『デューン 砂漠の救世主』は、とても面白い本だ。ある意味で『DUNE』を脱構築し、『DUNE』以上の訓話として機能させている。宗教と政治を融合させる危険性や、カリスマ的指導者に従うことの危うさ、個人と組織の間で常に起きる危険な葛藤についての物語だ」。
現時点では、「DUNE: PART THREE(原題)」の製作は発表されていない。「デューン パート2(原題)」は、23年10月20日に全米公開。
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