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文字を持たない少数民族を世界初撮影「森のムラブリ インドシナ最後の狩猟民」予告、場面写真、コメント公開

2022年2月26日 09:00

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ラオスの密林で昔ながらのノマド生活を送るムラブリ
ラオスの密林で昔ながらのノマド生活を送るムラブリ
(C)幻視社

タイ、ラオス、ミャンマーにかけての山地に住む少数民族を追ったドキュメンタリー「森のムラブリ インドシナ最後の狩猟民」の予告編、場面写真、コムアイら著名人からのコメントが公開された。

インドシナ半島のゾミアと呼ばれる山岳地帯で、森の中を移動しながら狩猟採集生活を続けてきたムラブリ族。バナナの葉と竹で寝屋をつくって野営し、平地民から姿を見られずに暮らす彼らのことを、タイの人々は「黄色い葉の精霊」と呼ぶ。ドキュメンタリー映画「ベオグラード1999」などの金子遊監督が、ムラブリ族の言葉を研究する言語学者・伊藤雄馬氏とともに2年にわたってムラブリ族の姿を記録。タイ北部に暮らすムラブリ族最大のコミュニティを取材するほか、ラオスで昔ながらの狩猟採集を続けるグループへの接触を試み、ムラブリ族の謎めいた生活を世界で初めて撮影することに成功した。

予告編では、伊藤とカメラが国境を超えて、ラオスの密林で昔ながらのノマド生活を送るムラブリを探す様子、ムラブリの人々と交流する場面など貴重な映像が確認できる。シアター・イメージフォーラムにて3月19日から公開。

▼コメント一覧
コムアイ(歌手・アーティスト)>
 文化人類学/言語学のフィールドワークについていっているような感覚で観る映画でした。ムラブリの人たちのシャイな感じに観ているこちらも照れてしまう。けれど夜闇で火を囲むと、とたんに饒舌になり物語を語ってくれる姿が印象的でした。プロジェクトはまだまだ続きそう。どんな続編が出てくるのでしょうか!
<奥野克巳(文化人類学者)>
 私自身はマレーシア・ボルネオ島の同じく森の民プナンの調査を2006年から行っているが、彼らもまた、平地では敗者のように見えるが、森に入ればグレート・ハンターとして、神々しく感じられることを思い出した。暑いのに涼しいし、ダラダラ過ごせて、なんとなく生きていける安心の森。森を愛してやまないムラブリの気持ちは、私には実によく分かる。
四方田犬彦(映画誌・比較文学研究)>
 国境を自在に横断するはずの幸福な民ゾミアは、どこへ行ったのか。長きにわたってタイとラオスに分断され、お互いを知らず生きる山岳民族。かつてユーゴ内紛時に現地へ向かった金子遊は、ここでも政治による大地の分断、民族の国家への帰属強要に批判的な眼差しを向けている。
北村皆雄(ドキュメンタリー映画監督)>
 村へ行っても、なぜ森を思うのか?森の生活とは何か?僕はボルネオで、町に移住して結局森に逃げ帰って暮らす人たちがいたことを思い出した。森を捨てても豊かにはならないのだ。
<川瀬慈(映像人類学者)>
 森に根付いた生活を営みながら、森の外の世界ともつかずはなれずしなやかに交わるムラブリ。21世紀の狩猟採集民の姿を克明にとらえた驚くべき本作から、僕たちはきっと何かを学ぶことができるはずだ。さあ豊穣な森の世界へようこそ!
<関根秀樹(和光大、桑沢デザイン研究所、多摩美大等の講師/火起こし世界チャンピオン)>
 古今東西の2万5千冊の本と1万冊以上の漫画を読んできたぼくだが、まだまだ見たことも聞いたこともない暮らしや道具や技術は無数にある。民族映像にはそうした未知の世界との出会いがあるからおもしろい。この映画でも、いくつもの”初めて”に出会えたし、他の民族や古代文化との共通点も見えた。

何より、『黄色い葉の精霊』は40数年前、高校を出て初めて読んだ民族誌・地誌だった。民族文化が生み出されるのは長い時間がかかるが、消え去るのはあっという間だ。古代技術、民族技術の復原を研究するぼくにとって、定住化政策で失われつつある遊動民族のいまをとらえたこの映画は、知的好奇心を触発する知的放射能に満ちている。

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