戸田真琴の初監督作「永遠が通り過ぎていく」 4月1日からアップリンク吉祥寺で公開決定
2022年2月1日 11:00

戸田真琴が初監督を務めた映画「永遠が通り過ぎていく」が、4月1日からアップリンク吉祥寺で一般公開されることが決定した。
たった一人に語りかけるように、切実で美しい言葉を手向けるAV女優・文筆家の戸田真琴。2019年、彼女は「戸田真琴実験映画集プロジェクト」と称して、自らの人生における大きな喪失のようなものをベースに、言葉と映像で語り直すことを試みた。
「自分の生きてきた世界のこと、ずっと興味がなくて見たことがなかった。(でも、)自分の生きてきた史実を愛している」

そうして生まれたのは、自伝的な3本の短編。植物園で互いの宿命を解析し合う少女たちの物語「アリアとマリア」、キャンピングカーで旅に出る男女の刹那の交流を描いた「Blue Through」、監督自身の送った手紙をもとに大森靖子氏が書き下ろした楽曲を使用した喪失と祈りを描く賛美歌「M」。戸田は、全作品の脚本を執筆し、初監督も務めている。
1年間の自主配給による上映が話題を呼んだ「永遠が通り過ぎていく」。出演は、中尾有伽、竹内ももこ、西野凪沙、白戸達也、國武綾、五味未知子、イトウハルヒ。4月1日からアップリンク吉祥寺ほか全国ロードショー。
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