サンダンス映画祭、対面式イベントをすべて中止 オミクロン株感染者急増受け
2022年1月13日 10:00

米ユタで1月20日(現地時間)に開催予定だったインディペンデント映画の祭典サンダンス映画祭が、対面式のイベントをすべて中止し、オンラインのみで実施すると発表した。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2021年はオンラインで実施されたサンダンス映画祭も、22年は対面とオンラインのハイブリッドでの実施準備を進めてきた。収容人数制限やマスクの着用、ワクチン証明書の提示などのルールが定められていたが、オミクロン株の急速な広がりを受けて、対象者には3度目となるブースター接種を義務化するなど厳格化。それでも、映画祭の開催期間中に全米感染者数がピークを迎えるとの見通しが伝えられるなかで、地元の医療機関や1500人のスタッフやボランティアに過剰な負担を与えるのは賢明でないと判断したという。
この決定に伴い、同映画祭は声明を発表。「もっとも野心的な対策をもってしても、予想以上に高い感染率を持つオミクロン株は、アメリカ国内の健康安全や旅行、そのほかのインフラの限界を突破しています。ユタで行われる対面式のイベントは、今年はオンラインに移行します。完全なハイブリッド体験と対面での集会を提供できないことは残念ですが、それでも今年の観客のみなさまには映画祭の魔法とエネルギーを体験していただけるはずです」と話している。
サンダンス映画祭は1月20~30日にオンラインで実施される。
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