「うる星やつら」完全新作TVアニメ化 あたるは神谷浩史、ラムは上坂すみれ
2022年1月8日 06:00

漫画家・高橋留美子氏の連載デビュー作「うる星やつら」が、小学館創業100周年を記念して完全新作テレビアニメ化されることが決定した。選び抜かれた原作エピソードをもとに全4クールで製作され、第1期はフジテレビ系「ノイタミナ」で2022年に放送予定。主人公の諸星あたる役は神谷浩史、ヒロインのラム役は上坂すみれが担当する。
漫画「うる星やつら」は、地球“最凶”の高校生・諸星あたると、宇宙から舞い降りた“鬼っ娘”美少女ラムを中心に描くラブコメディ。大胆不敵、恋にも全力、でもどこか切ない……そんな“あたるとラムのボーイ・ミーツ・ガール”を、銀河中から集結したキャラクターたちが彩っていく。1981年には古川登志夫(あたる役)、平野文(ラム役)の出演でテレビアニメ化されている。
完全新作テレビアニメ化が決まり、メインスタッフ、ティザービジュアル、ティザーPV、神谷と上坂が担当キャラクターと並ぶ“リンクビジュアル”が一挙に公開。原作者・高橋氏のコメント&お祝いイラストも披露され、神谷と上坂もコメントを発表。さらに古川と平野もコメントを寄せ、神谷と上坂にエールを送っている。
メインスタッフは、「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」を手がけた高橋秀弥と木村泰大が監督を務め、「はたらく細胞」の柿原優子がシリーズ構成、「おそ松さん」「映像研には手を出すな!」の浅野直之がキャラクターデザインを担当。「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズや「炎炎ノ消防隊」のdavid productionがアニメーション制作を担う。

あたる役に挑む神谷は「僕は古川登志夫さんの演じるどこまでも軽薄で無責任なあたるが大好きなんです。その思いと今まで培ってきた声優としての技量全てを持って、新しいあたるを作っていけたらと思っています!」と熱弁。そんな神谷に向けて、古川は「神谷さん独自のあたるを楽しみにしています」と述べ、「他者からのアドバイスやエールを必要としないほどに、神谷さんはもう立派にご自身の演技論を確立されているのは万人が認めるところでしょう」と信頼を寄せている。

さらにラム役の上坂も、「本当に本当にすごいキャラクターなので、演じるのはかなりプレッシャーや緊張がありますが、軽やかに空を舞うラムちゃんの天真爛漫な表情を楽しみながらお芝居できれば、と思います!」と意欲満々。平野はそんな上原を「すみれさん、私たちの敬愛する高橋留美子先生のルーミック・ワールドへようこそ!」と歓迎し、「うちも楽しみにしてるっちゃ!!」と茶目っ気たっぷりに話している。
また原作者・高橋氏は「40年前の『うる星やつら』も古川登志夫さん、平野文さん始め、最高の声優さん達に演じていただき恵まれた作品でした。今回も、あたるの神谷浩史さん、ラムの上坂すみれさん、そして他のキャラ全員、主役級の声優さん達で、豪華さに驚いています。視聴者の皆様、ご期待ください」と呼びかけている。
高橋氏、神谷、上坂、古川、平野のコメント全文は以下の通り。

あけましておめでとうございます。
寅年に「うる星やつら」を再びアニメ化していただく事になりました。
キャラデザは『おそ松さん』の浅野直之さん。『おそ松さん』は大好きで欠かさず見ていたので、とても嬉しいです。
40年前の「うる星やつら」も古川登志夫さん、平野文さん始め、最高の声優さん達に演じていただき恵まれた作品でした。今回も、あたるの神谷浩史さん、ラムの上坂すみれさん、そして他のキャラ全員、主役級の声優さん達で、豪華さに驚いています。視聴者の皆様、ご期待ください。
シナリオも面白く、高橋、木村両監督がどのように映像化してくださるのか、すごく楽しみです。昔ファンだった人も、『うる星やつら』を知らない人も楽しめる作品になると思いますので、ぜひご覧ください。
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【神谷浩史(諸星あたる役)】
・神谷さんにとって「うる星やつら」とは?
「うる星やつら」並びに高橋留美子作品全般が、僕の根幹を形成する上で大きな影響を与えているのは間違いありません。なので僕にとって「うる星やつら」は僕の一部なんだと思います。
あたるのように、ラムの電撃で黒焦げにされても次のコマでは元に戻っているような、肉体的にも精神的にもあそこまで根がいい加減なキャラクターはこの世の中にそんなにいないんじゃないかと思います。僕は古川登志夫さんの演じるどこまでも軽薄で無責任なあたるが大好きなんです。その思いと今まで培ってきた声優としての技量全てを持って、新しいあたるを作っていけたらと思っています!

・上坂さんにとって「うる星やつら」とは?
自分が生まれる前からある名作なのに、今観てもかわいくて面白くて時々切ない、とてつもないパワーのある作品だと改めて感じています。
私は高校のときCS放送でアニメを観たのをきっかけに、原作とラムちゃんのフィギュアを集めていき、うる星やつらワールドに見事にハマりました!
あらゆる人の青春に、「うる星やつら」はキラキラと輝きながら宿っているのでしょう。
ラムちゃんは、浮世離れしたかわいらしいセクシーさと、ダーリンへの一途さが共存しているのが、第一印象からとても魅力的でした。
本当に本当にすごいキャラクターなので、演じるのはかなりプレッシャーや緊張がありますが、軽やかに空を舞うラムちゃんの天真爛漫な表情を楽しみながらお芝居できれば、と思います!

それまでのアニメ、例えば巨大ロボット物の主人公のような二枚目キャラから、あたるのような三枚目キャラへと、守備範囲のレンジを広げてくれたアニメだと思っています。生涯現役として仕事を続けて行く上で、そうしたエポックメイクな作品との出会いは、重要な意味を持つと思います。
自論として「プロの声優の数だけ演技論は存在する」と思っています。この場合の演技論とは《役創り=演技プラン》のことを指しているのですが、一人一人異なるところが面白いし、異なって当然、神谷さん独自のあたるを楽しみにしています。その前に、他者からのアドバイスやエールを必要としないほどに、神谷さんはもう立派にご自身の演技論を確立されているのは万人が認めるところでしょう。

アニメ「うる星やつら」は私の声優デビュー作。そしてラムちゃんは、ファンの皆様同様私にとっても理想の女性像です。放映開始から40年を越えてもなお、かけがえのない作品です。
今思うと、デビュー作にもかかわらずストレスも不安もなく収録に臨めていたのは、最上級のスタッフ陣、そして声優としての高度な技術を惜しみなく披露してくださっていたベテラン共演者のみなさま方が、こんな私を自然と引き上げてくださっていたからなのだと、あらためて実感、深謝しています。
いつのころからか仕事場のスタッフの方に「今こうして一緒に仕事をしていることを、当時の俺に教えてやりたい」などと言われるようになりました。とても光栄で誇りに思います。おそらくダーリン役の古川登志夫さん方も同じ経験をなさっていらっしゃるはずです。
原作者の高橋留美子先生が、今もなおヒット作を生み出し第一線でご活躍を続けてくださっていることもまた、わたくしたちの誇りでもあります。
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