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賞レース注目作「Licorice Pizza」にアジア人差別表現か メディア監視団体が投票ボイコット呼びかけ

2021年12月31日 16:00

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ポール・トーマス・アンダーソン監督は「2021年の目線で時代映画を伝えるのは間違っている」と反論
ポール・トーマス・アンダーソン監督は「2021年の目線で時代映画を伝えるのは間違っている」と反論
写真:Everett Collection/アフロ

賞レースで注目を集めているポール・トーマス・アンダーソン監督の「Licorice Pizza(原題)」にアジア人に対する差別描写があるとして、投票ボイコットを呼びかける声が出ている。

「Licorice Pizza(原題)」は、1970年代の米ロサンゼルスを舞台にした青春映画で、女性バンド「ハイム」のアラナ・ハイムと、故フィリップ・シーモア・ホフマンの息子クーパー・ホフマンという新鋭が主役を務めている。ゴールデングローブ賞では、作品賞(コメディ/ミュージカル部門)をはじめ、主演女優賞(コメディ/ミュージカル部門)、脚本賞にノミネートされている。

このほど、アジア系アメリカ人のメディア監視団体のMedia Action Network for Asian Americans(MANAA)は、ロサンゼルスの日系紙、羅布新報に意見広告を掲載。同作において、ジョン・マイケル・ヒギンズ演じる白人のレストランオーナーが、ユミ・ミズイ扮する日本人妻の英語発音を茶化す場面が問題だとしている。

同団体が出した声明では、「映画『Licorice Pizza(原題)』にさりげない人種差別が含まれているため、ポール・トーマス・アンダーソン監督による本作は、作品賞、監督賞、脚本賞部門のノミネートに値しないとMANAAは考えており、ほかの映画批評団体にも今作への今シーズンの賞は見送ってもらうよう求めています」と宣言している。

なお、このシーンに関しては、一般観客やほかの映画評論家からも批判があった。これに対し、アンダーソン監督はニューヨーク・タイムズ紙の取材で、「2021年の目線で時代映画を伝えるのは間違っていると思う」と反論。「その時代に素直になるしかない。ちなみに、私の義母は日本人で、義母に向かって日本語訛りの英語を話す人はしょっちゅういた。本人たちも無意識でやっていたんだと思う」と語っている。

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