Netflix、「ストレンジャー・シングス」などのモバイルゲームをリリース
2021年11月6日 09:00
世界最大の動画配信サービスNetflixが、会員向けにモバイルゲームの提供を開始した。同サービスのヒット作「ストレンジャー・シングス 未知の世界」を題材にしたものなど5タイトルがAndroid端末向けにリリースされた。
モバイルゲームの第1弾としてリリースされたのは、「Stranger Things: 1984」「Stranger Things 3: The Game」「Shooting Hoops」「Card Blast」「Teeter Up」。同社のプレスリリースでは、「ゼロから始められるカジュアルなゲームや、お気に入りのストーリーをより深く掘り下げることができる没入型のゲームなど、誰もが楽しめるゲームライブラリーの構築を始めたい」としている。
モバイルゲームは会員であれば追加料金なしで利用でき、映像作品同様にダウンロードも可能。一つのアカウントで複数のデバイスを使ってプレイすることもできる。ペアレンタルコントロールの対象になっており、キッズプロフィールでは利用できない。
全世界で2億1400万人の加入者を有するNetflixは、動画配信業界の世界的リーダーだが、この2年間でディズニーやApple、ワーナーメディアなどが相次いでストリーミングサービスに参入したことで競争は激化。共同CEOであるリード・ヘイスティングス氏は常々、消費者の可処分時間をめぐる競合としてゲーム業界を挙げ、2020年夏ごろからゲーム開発担当部長の採用やゲーム会社の買収など、事業拡大の足固めをしていた。