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「殺すな」映像化 中村梅雀×柄本佑×安藤サクラ共演、22年1月下旬に劇場公開へ

2021年10月28日 09:00

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画像1(C)「殺すな」時代劇パートナーズ

時代小説の名手・藤沢周平氏による「殺すな」が時代劇専門チャンネルで映像化され、2022年1月28日に劇場公開、同2月1日にテレビ放送されることが決定した。主演は中村梅雀が務め、柄本佑安藤サクラらが共演する。

「この橋を渡ったら、殺すぞ――」。筆づくりの内職をして糊口をしのぐ浪人・小谷善左エ門(梅雀)は、同じ長屋に住む船頭の吉蔵(柄本)から、奇妙なことを頼まれた。それは、吉蔵と一緒に暮らすお峯(安藤)の様子を見張ることだった。

元は船宿の女将と抱え船頭だった2人は、密通のうえ駆け落ちし、ここで隠れるように暮らし始めたという。しかし、お峯は退屈な日々に虚しさを感じ始めていた。気晴らしのため、川向こうへと架かる橋を渡ってみたいとの思いに駆られるお峯。吉蔵は居場所が露見することを危惧し、「橋を渡るな」と厳命する。

すきま風が吹き始めた吉蔵とお峰を、善左エ門はかつての自分と、自ら手に掛けてしまった妻の姿に重ねあわせていたが、やがて……。ワケアリ男女3人、それぞれの思いが交錯する。

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原作は、藤沢氏がさまざまな人々が行き交う“橋”をテーマにつづった短編集「橋ものがたり」の一編。長屋に住む男女の心模様を、深い滋味と温かさをもって描いた秀逸作が、92歳の名監督・井上昭の手で映像化される。

デビューから60年を数える井上監督だが、「殺すな」はかねて映像化を熱望していた。実現にあたり「井上さんの作品ならば」と豪華な面々が結集し、同監督と幾度もタッグを組んだ梅雀が浪人・善左エ門役で主演。さらに柄本と安藤が夫婦で共演を果たしたほか、中村玉緒本田博太郎らが名を連ね、盤石の布陣となった。

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本編の見どころは、物語の解釈を観客にゆだねるかのような、井上監督の“余白”を大事にした演出。そして、それに実力派キャストが呼応し、体現した情念的な世界観だという。

撮影を終えた梅雀は、「待ちに待った、久々の井上昭監督の作品で、撮影を終えた今、出演することができて良かったと改めて感じています。ワンカットワンカット、しびれるような集中力と雰囲気、余韻が感じられる、まさに夢のような現場でした」と振り返り、「この作品は普遍的な男女の愛を描いた物語です。そしてそれは現代社会にも通じるものであり、愛するものを失った者の苦痛、後悔、悲しさなど、いろんなものが凝縮されているとても深い人間ドラマだと思います。井上昭監督が丁寧に撮り上げ、私たち役者も心を込めて演じたこの作品、皆様にぜひご覧いただきたいと思います」とコメントを寄せた。

「殺すな」は、22年1月28日から全国のイオンシネマで上映。同2月1日の午後7時から、時代劇専門チャンネルでテレビ初放送される。

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