カルロス・ゴーンの逮捕、国外逃亡に迫るドキュメンタリー 9月27日にU-NEXTで独占配信スタート
2021年9月24日 18:00

日産自動車の元最高責任者であるカルロス・ゴーンの逮捕、国外逃亡などの真実に迫るドキュメンタリー「カルロス・ゴーン 最後のフライト」が、9月27日からU-NEXTで独占配信されることが決定した。あわせて披露された予告編では、カリスマ経営者から一転、逃亡者となったゴーンと、妻キャロルが、事件について語る姿が切り取られている。

1999年、仏自動車大手ルノーとの資本締結後、日産自動車の最高責任者に就任し、経営不振にあった同社の再建に貢献した実業家ゴーン。当時、約2兆円あった日産の有利子負債を、就任から約3年で解消し、“日産の救世主”として国内外で注目を浴びた。一方で、生産ライン縮小、グループ人員削減などによる経営再建を行ったことから、“コストカッター”とも呼ばれ、日産社員やルノー役員からの反感を多く集めていたとも言われている。
しかし、18年11月、約5年分の役員報酬を過少に報告していたとして、金融商品取引法違反の疑いで逮捕される。その後、弁護団の尽力のもと保釈を勝ち取るが、別容疑での再逮捕と勾留が繰り返され、裁判が行われないまま1年が経過。そして19年12月、レバノンへの逃亡を図った。ゴーン本人と、報酬隠蔽を主導した疑いをかけられている日産の元社員グレッグ・ケリーは現在も裁判中で、事件はいまだに解決していない。アメリカでは、ゴーンの国外逃亡を手助けし、7月に実刑判決を受けた元米陸軍特殊部隊員マイケル・テイラーを主人公にした映画の製作が、サム・ロックウェル出演で進められるなど、いまもなお世界で注目を集めている。

本作は、中東最大規模のメディア「MBC」が、イギリスの「BBC Storyville」とフランスの「アレフ・ワン」の協力のもと、世界各国でのロケを敢行し製作された。ゴーン本人をはじめ、彼の弁護を担当した弁護士の弘中惇一郎氏と高野隆氏、検察、彼の上司だったルノー元取締役会長のルイ・シュバイツァー、ケリーら多くの関係者が登場し、事件を振り返る。さらに、勾留期間中も献身的にゴーンを支え、現在は彼とともにレバノンで暮らす妻キャロルが、公で発言することのなかった当時の心境を、カメラの前で告白する。
「カルロス・ゴーン 最後のフライト」は、9月27日からU-NEXTで独占配信が開始される。
(C)MBC Studios
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