北川景子を悩ませた“美しき銀幕女優役” 神々しさのお手本になったのは?
2021年8月3日 10:00

松竹映画100周年を記念した山田洋次監督最新作「キネマの神様」が、8月6日から公開される。主人公らと共に映画の黄金時代を生きた銀幕女優を演じた北川景子は、当時ならではの女優の神々しさをどのように表現すればいいか、現代との環境の違いにぶつかったことを明かしている。
本作は、かつて撮影所で働き何よりも映画を愛していたが、家族には見放されたダメ親父のゴウを主人公に、時代を超えて繰り広げられる愛と友情、家族の物語。ゴウの若き日を菅田将暉、現代を沢田研二が演じている。

ゴウ(菅田)とともに映画の黄金時代を生きた銀幕スター・桂園子を演じた北川は「当時のスターは今とは比べ物にならない、手の届かない、本当にこんな人いるのかな?という感じの方だと思うんです。その雰囲気というのを、SNSに舞台裏の写真が載っていたりする現代の自分が演じて、園子さんの神々しさやスター感、華やかさであったり、存在感というのをどうやって表現すればいいんだろうというのがすごく難しかったです」と、役柄へのプレッシャーを語る。
撮影では、原節子をはじめとした大女優が映画のなかで魅せた華やかな立ち振る舞いを役に落とし込み、小津安二郎監督の「東京物語」をオマージュしたシーンでは、同作でヒロインを演じた原の所作を取り入れている。
「東京物語」をはじめ、何度も当時の作品を見返して役作りしただけでなく、ヘアメイクや衣裳も大きな助けになっているそう。何より一番大きかったのは山田監督の言葉で、「一個一個の動作やお芝居を丁寧に大切にしてください」というもの。ペンのキャップを閉じて置いてからセリフを話し始めたり、相手の目を見て話し終えてから立ち上がったりと具体的なもので、当時の女優が芝居で行っていた一つ一つの動作を役の中にも再現し、銀幕女優・園子を完成させた。
「キネマの神様」は8月6日から全国公開。
関連ニュース





北川景子、ドラッグの売人役で主演! 内田英治監督「ナイトフラワー」ですっぴん&関西弁全開の新境地【特報映像あり】
2025年6月13日 07:00

映画.com注目特集をチェック

フロントライン
【感情、爆発。】日本を代表する超豪華キャスト。命を救う壮絶な現場。極限の人間ドラマ。魂の渾身作。
提供:ワーナー・ブラザース映画

試写会で絶賛続々
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

ネタバレ厳禁映画の“絶品”登場!
【超・超・超・超・異色展開】このカオス、このサプライズの波状攻撃…あまりにも好きすぎた
提供:バンダイナムコフィルムワークス

宝島
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】すさまじい映画だった――全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

映画「F1(R) エフワン」
【「トップガン マーヴェリック」を観た人類におくる】あの“胸アツ”を更新する限界突破の超注目作
提供:ワーナー・ブラザース映画

We Live in Time この時を生きて
【仕事にならないくらい泣いた…】人生の岐路で何度も観返したい、“一生大切にする”珠玉の1本
提供:キノフィルムズ

おばあちゃん版「ミッション インポッシブル」!?
【辛口批評サイト98%超高評価!】アクション映画好きに全力でオススメ!めちゃ良かった!!
提供:パルコ