人気ドラマ「ウエストワールド」制作中断 スタッフが新型コロナ感染
2021年7月27日 08:30

感染力が強いとされる新型コロナウイルスのインド型変異株(デルタ株)の感染拡大を受けて、アメリカのテレビドラマが相次いで制作中断に追い込まれている。
これまで、「アメリカン・ホラー・ストーリー」や「ブリジャートン家」、「ゲーム・オブ・スローンズ」の前日譚ドラマ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン(原題)」などで、一部のスタッフが新型コロナウイルスのPCR検査で陽性となり、中断の憂き目に遭っている。
このほど、米有料チャンネルHBOの人気ドラマ「ウエストワールド」も、スタッフのひとりが新型コロナウイルス陽性となったため、制作を中断することになったという。
ハリウッドの映画やドラマの現場では、新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、定期的なPCR検査を出演者や関係者全員に義務づけている。アメリカでは、新型コロナウイルスのワクチン接種のペースが鈍化傾向にあり、ワクチン数が足りているのにも関わらず感染者増大により病床が逼迫しつつある地域もある。
「ウエストワールド」は、作家マイケル・クライトンが監督と脚本を務めた1973年のカルト映画「ウエストワールド」を下敷きに、ジョナサン・ノーラン(「パーソン・オブ・インタレスト」)が妻のリサ・ジョイとともに企画、制作総指揮を務めるSFドラマ。西部劇の世界を再現した未来のテーマパークで自我に目覚めたアンドロイドたちの反乱を描くストーリーで、シーズン3からは物語の舞台を未来の米ロサンゼルスに移している。
関連ニュース





