ピーター・ジャクソン監督「ザ・ビートルズ Get Back」、劇場公開せずDisney+で配信へ
2021年7月5日 10:00

8月27日に世界同時公開を予定していたピーター・ジャクソン監督による新作ドキュメンタリー映画「ザ・ビートルズ Get Back」が、劇場映画ではなくテレビシリーズとしてDisney+で独占配信されることが明らかになった。米ハリウッド・レポーターが伝えている。
同作は、1970年公開のドキュメンタリー映画「レット・イット・ビー」を手がけたマイケル・リンゼイ=ホッグ監督の撮影による膨大な未公開映像と未発表音源を、ジャクソン監督が独自に再編集。ザ・ビートルズ最後のアルバムとなった「レット・イット・ビー」の制作を背景に、メンバー間の友情や曲作りの工程、彼らが世界中の音楽と文化全般に与えた影響を紐解いていく。
テレビシリーズとして新たに再編された同作は3部構成で、各エピソード2時間、全6時間。感謝祭の週末にあたる11月25、26、27日の3日間に、Disney+で独占配信される。
米ウォルト・ディズニーのボブ・アイガー会長は声明で、「伝説的フィルムメーカーのピーター・ジャクソン監督によるこの素晴らしいドキュメンタリーシリーズを、Disney+で独占配信できるのは、ビートルズ信者のひとりである私個人にとって夢のようなこと」と興奮気味に述べている。
一方でジャクソン監督は、「マイケル・リンゼイ=ホッグがカメラに収めたフッテージは、個々のメンバーの素顔やバンドとしての絆を通して、人間の弱さや脆さ、最良のパートナーシップとは何かといった、いくつもの興味深いテーマとストーリーを捉えた実に興味深いものでした。また、アルバム制作の過程を完全密着で追っただけあり、彼らが壮絶なプレッシャーもと、名曲の数々をいかにして創り上げていったかが、詳細かつ鮮明に描かれています。あのザ・ビートルズを、かつてないほど親密な視点から見つめることが出来る、素晴らしい6時間になるはずですよ」と自ら太鼓判を押した。
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