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「テルマ&ルイーズ」、ブロードウェイミュージカルに! 脚本家が明かす

2021年6月28日 11:00

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公開から30周年を迎えた傑作ロードムービー
公開から30周年を迎えた傑作ロードムービー
写真:Photofest/アフロ

1991年に公開されたリドリー・スコット監督の名作「テルマ&ルイーズ」でアカデミー賞脚本賞を受賞したカーリー・クーリが、同作をもとにしたブロードウェイミュージカルを企画していることを明かした。

クーリが6月18日(現地時間)、米ロサンゼルスのグリーク・シアターで行われた同作の30周年記念ドライブイン上映会で、米ハリウッド・レポーターに語った。ミュージカル版は、親友同士で出かけたドライブ旅行が、性的暴行と殺人事件をきっかけに逃避行へと変わるという原作を再構築した内容だが、「映画とは完全に別物になる」ようだ。

企画は開発の初期段階で、グラミー賞ノミネート経験を持つシンガーソングライターのニーコ・ケースがオリジナル楽曲を書き下ろす予定。女優で脚本家のハリー・ファイファーが脚本を執筆し、「クワイヤ・ボーイ」がトニー賞にノミネートされたトリップ・カルマンが演出で参加する。

クーリは、ドラマシリーズ「ナッシュビル カントリーミュージックの聖地」の企画、制作総指揮を務めたほか、音楽をテーマにした作品で脚本、監督、制作を務めており、ジェニファー・ハドソン主演のアレサ・フランクリンの伝記映画「Respect(原題)」(今夏全米公開予定)の原案にも携わっている。

また、30周年記念ドライブイン上映会には、映画に主演したジーナ・デイビススーザン・サランドンも出席。デイビスは、女性を題材にした映画が増えるだろうと公開当時マスコミが予想したのとは裏腹に、30年経った現在もそのような変化を待ち続けていると指摘。サランドンは、異性愛者の白人男性たちから殺人や自殺などを美化していると非難されたが、映画のなかで女性同士が親友になることの方がよほど珍しいと、作品の独自性と当時の反応を振り返った。

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