ムロツヨシ、左目腫れてサングラス姿で初主演映画アピール「調子に乗っているわけでは…」
2021年6月20日 14:25
サングラスをかけて登壇したムロは、「初主演だからといって調子に乗っているわけではありません。ちょっと左目が腫れていてお見苦しいと思いまして。調子に乗っていると、いじっていただいてもかまいません」と説明。俳優デビュー25周年での初主演は意外と言われることが多く、「主演が偉いわけではないが、一度は経験したかったのでうれしい」と素直な気持ちを吐露した。
妻に先立たれ中学生の一人娘を懸命に育てるシングルファーザーの牧師役。旧知のプロデューサーから脚本を渡され、「さぬき映画祭に行く飛行機の中で読んで、号泣してしまい周りがざわついたほど。脚本を読んでここまで泣いたのは初めて。演じていい候補に入っているのなら、ぜひやらせてほしい」と直訴するほどほれ込んだ。
映像作家の発掘・育成を手掛ける「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM」で、16年に準グランプリに輝いた企画。脚本の改稿される度に相談も受け、「けっこう自分の意見も取り入れてもらって、思い入れがどんどん強くなっていった」という。
ムロ自身も立ち会った娘役のオーディションで抜てきされた中田は、「マネジャーから合格したと聞いた時は、純粋にうれしくてジャンプしちゃいました」とういういしい笑顔。撮影序盤のあるシーンでは、「気持ちは高ぶっているのに何かが足りなかったけれど、ムロさんと対面でお芝居をして壁を一つ乗り越えられたと思います」と振り返った。
当初は昨年4月の撮影予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で延期に。結果的に12月の撮影となったが、その間もLINEで頻繁に連絡を取り合うなど“父娘関係”を築き、ムロは「父よりと送ったら、娘よりと返ってきて、遠距離父娘として8カ月の延期をプラスにできた」と胸を張った。
この日は父の日のため、中田からバラの花束と手紙をサプライズでプレゼントされたムロは「個人的に花束をもらうのは人生初」と満面の笑み。そして、「何があるか分からない時代だけれど、作品は死なない。胸を張って宣伝し、皆さんの感想を聞きたい。恥ずかしながら泣いてしまう映画です。換えのハンカチとマスクが必要です」と自信のほどをアピールした。
「マイ・ダディ」は、9月23日から全国で公開される。
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