観月ありさ「劇場版 ルパンの娘」に青の泥棒スーツで参戦! もうひとりの“Lの一族”三雲玲に
2021年6月18日 05:00
女優の観月ありさが、深田恭子の主演ドラマを映画化する「劇場版 ルパンの娘」に出演することが決定した。伝説の泥棒一家“Lの一族”のひとりで、青の泥棒スーツに身を包み、天才的な泥棒センスを持つ三雲玲に扮する。
2019年7月にスタートしたドラマでは、横関大氏の同名小説を原作に、“Lの一族”の娘・三雲華(深田)と警察一家の息子・桜庭和馬(瀬戸康史)の禁断の恋が描かれた。全力でふざけるキャストの好演、泥棒スーツを身にまとった激しいアクションと独特のポージング、ミュージカル演出など、ユニークな世界観が人気を集めた。20年にはドラマ2作目が放送され、泥棒一家と警察一家に加え、新たに名探偵一家である北条家の娘・美雲(橋本環奈)が登場した。そしてシリーズ最終章となる劇場版の撮影が、20年12月~21年2月に行われ、10月15日に公開となる。
2021年で芸能生活40周年、歌手デビュー30周年という節目を迎える観月は、劇場版から本シリーズに参戦。演じる三雲玲は、尊(渡部篤郎)の妹で、かつて反対を押し切り一族を離れ、普通の生活を送っていたが、ある事件をきっかけに姿を消し、死んだとされていた。ドラマ2作目の終盤でその存在が明かされ、視聴者の間で大きな話題となっていた。
ビジュアルには、青の泥棒スーツで、鋭い眼差しを投げかける玲を活写。いまにもお宝を盗み出しそうな、華麗なポージングに注目だ。観月は「まさか自分が泥棒スーツを着ることになるとは思いも寄らず、全身ピチピチなので緊張感と若干の恥ずかしさがありました」と振り返った。
「劇場版 ルパンの娘」は、10月15日から全国公開。観月、稲葉直人プロデューサーのコメントは、以下の通り。
シーズン1・2と大変人気のある作品で、私自身も一視聴者として見ており、笑いあり、ミュージカルありの自由に表現される世界観がとても楽しいドラマだなと思っていたので、参加できてとても嬉しかったです。まさか自分が泥棒スーツを着ることになるとは思いも寄らず、全身ピチピチなので緊張感と若干の恥ずかしさがありました。武内監督とはおよそ20年ぶりにご一緒し、色々なパターンの芝居をみせながら阿吽の呼吸で撮影が進み、安心して芝居に臨むことができました。私が演じた“もう一人のLの一族”である三雲玲は(華たちの)敵なのか味方なのかわからない、物語をかき回すキーパーソンです。スタント無しで挑んだアクションシーンにも注目して楽しんでいただければと思います。
深田さんの休養のお知らせを受けて、とても心配ですが、今はどうかゆっくり休んでもらいたいなと思います。深田さんと共に作り上げた、「劇場版 ルパンの娘」がお客様のもとに届く日を楽しみにしています。
今回の三雲玲という役は、物語のカギを握る重要な役というだけでなく、陰と陽の二つの顔を演じ分けながら、「圧倒的な存在」として映画の世界を生きてもらわなければなりませんでした。さらに20代から60代までを演じなければならず、泥棒スーツなどの特殊な衣装やアクションもあり、かなり大変な役どころ。これらすべてを満たしてくれる女優さんはそうそういません。キャスティングは難航を極めるはずでした。ところが今回ばかりは極めて運命的に決まったのです。キャスティング打合せの休憩中のときのこと。「この役は観月さんに演じてもらえたらな。でも断られるかな……。」そう思いながらスタジオの廊下を歩いていると、目の前にご本人が現れたのです! 別のドラマの撮影でいらしていたのですが、「これはもう運命だ!」と勝手に盛り上がってしまいました。しかも「また一緒に仕事できたらいいですね」とおっしゃっていただけるではありませんか。その言葉にすぐに飛びついたことは言うまでもありません。
撮影現場での観月さんは、苦しそうな表情をされることも一切なく、常に楽しそうにされていて、やはり器の大きさが違うなと思いました。まさに三雲玲という役にふさわしく、本当に観月さんでよかったなと映画の完成が近づいた今、改めて実感しています。
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