「ローズメイカー」監督が日本の映画ファンへメッセージ バラ園の季節の移ろい収めた本編映像も
2021年6月2日 09:00

崖っぷちのバラ育種家が、素人3人と共にバラコンクールに挑むさまを描く「ローズメイカー 奇跡のバラ」(公開中)のメガホンをとったピエール・ピノー監督のメッセージ映像が、YouTube(https://youtu.be/iYnX7EcJF0g)で披露された。
フランス郊外で、父に遺された小さなバラ園をひとりで経営する頑固者のエヴ(カトリーヌ・フロ)。かつては優秀なバラ育種家として名を馳せていたが、今や愛するバラ園は倒産寸前だった。人を雇う余裕もなく、職業訓練所から派遣された3人の素人、フレッド、サミール、ナデージュがスタッフとして加わることに。バラのことを全く知らない彼らと共に、エヴは全てをかけてバラコンクールに挑む。
映像では、ピノー監督が「日本での公開をとても嬉しく光栄に思います」と喜び、「これは美の大切さ、探求についての映画です。人のつながりの美しさも描いています」と本作を紹介している。
あわせて、鋭い嗅覚を持つフレッドに、エヴが「香水」という本をプレゼントするシーンが披露された。言葉こそ発さないフレッドだが、エヴと顔を見合わせ微笑み合う様子から、2人の信頼関係が伺えるほか、最後には移りゆく季節とともにバラの成長過程も収められている。
この撮影方法について、ピノー監督は「バラの野原に無人カメラを設置して、10カ月間も撮影しました」と明かしている。キャストたちの撮影は2カ月で行ったそうで、「季節の移ろいを見せるのは本当に大変でした。撮影期間は季節変化の恩恵が得られる9月と10月を選びました。最初の何週間かは燦々と日が照り草木も青々とした夏でしたが、最後の数週間は秋がすでにはっきりと現れていました」とその舞台裏を話している。
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