本作は、人に憑いた霊を払うことができる“憑きもの落とし”の浮雲が、不可思議な2つの事件の真相、惨劇の裏に秘められた切ない思いに迫っていくミステリー。旅の途上の川崎で、罪人の亡骸を奪い去る妖怪・火車が多摩川で次々と人を殺しているという噂を耳にした浮雲。一方、宿では亭主の息子が何者かにとり憑かれ、刃物を持って夜な夜な歩きまわっているという。ふたつの事件につながりがあると感じた浮雲は、連れの土方歳三と才谷梅太郎とともに事件を調べはじめる。
「火車の残花 浮雲心霊奇譚」は1650円(税込み)で発売中。PVは、榎木の約13分にわたる朗読を収め、2022年5月16日まで配信されている。