佐々木蔵之介「科捜研の女 劇場版」でシリーズ史上最強の敵に! 天才科学者役で、沢口靖子と火花を散らす
2021年5月7日 07:00
俳優の佐々木蔵之介が、テレビ朝日の人気ドラマシリーズを映画化する「科捜研の女 劇場版」で、シリーズ史上最強の敵である天才科学者・加賀野亘を演じていることがわかった。佐々木は自身初の科学者役に挑み、沢口靖子演じる京都府警科学捜査研究所(通称:科捜研)の法医研究員・榊マリコ(榊は偏木に神)と火花を散らす。
佐々木は、「歴史ある作品の劇場版に参加させて頂けるということをとても光栄に思っています。地元、京都に来られたというだけで嬉しいですし、京都撮影所の皆さんの話している声からも“京都”が感じられて、居心地が良かったです」と述懐。「『科捜研の女』シリーズは20年歩んできた歴史がありながらも、決してそれに甘えることはなく、お互いの信頼関係を築いて、自信を持って現場が進行していく力強さを感じました。そんなチームに呼んで頂けてとても嬉しかったです」と、出演の喜びを明かした。
さらに自身の役どころについて、「僕が演じる加賀野教授は、“未知の細菌”を熱心に研究しているのですが、のめり込むあまり周囲を気にせず突き進んでいるところがある、少しマッドサイエンティスト的な人物です。科学者役ということで、セリフ量も専門用語の物量も多く、なかなか大変でした(笑)」と振り返る。そして「シリーズ史上最難関の事件、マリコと加賀野の正義を賭けた科学者同士の熱き戦いをお見逃しなく!」と期待をあおった。
1999年の放送開始から、20年以上にわたり愛されてきたドラマ「科捜研の女」シリーズ。専門技術を駆使する科捜研メンバーたちが、事件の真相解明に挑む姿を描く。2020年にはシーズン20を放送し、累計250話を突破。現行の連続ドラマのなかで最長シリーズとなっている。シリーズ初となる劇場版には、沢口をはじめ、内藤剛志、若村麻由美、風間トオル、斉藤暁、渡部秀、山本ひかる、石井一彰らレギュラーキャストが集結する。
劇場版で描かれるのは、京都で起こった科学者の転落死を皮切りに、イギリス・ロンドン、カナダ・トロントなど世界中で発生した、科学者たちの連続転落死事件。しかし、殺人の物的証拠は見つからず、各地で自殺として処理されようとしていた。京都ではマリコら科捜研の面々、捜査一課の土門刑事(内藤)、解剖医・風丘教授(若村)が、転落中の科学者が発した「助けて」という声に違和感を持ち、捜査を進めていた。やがて捜査線上には、人間の腸内にある“未知の細菌”を発見して脚光を浴びる科学者・加賀野亘が浮かび上がる。死んだ科学者たちは皆、その細菌に研究者として興味を持っていた。マリコたちは「何かがおかしい」と感じるが、加賀野には鉄壁のアリバイがあった。
「科捜研の女 劇場版」は、9月3日に公開。佐々木の出演に寄せた、沢口、テレビ朝日のゼネラルプロデューサーを務める関拓也氏のコメントは以下の通り。
舞台や映画で大活躍の実力派の佐々木さんのお名前を聞いたときは、小躍りしてしまうような喜びでした。撮影の合間は楽しくお話してくれる方ですが、お芝居にスイッチが入るとすごい迫力で気圧されそうでした。けれど私も負けないように心を強く持って撮影に臨みました。科学に向き合う者同士ではあるけど、見ている先が違う。そんなふたりがぶつかる姿から、今までお見せしていないマリコの姿をお届けできると思います。ぜひ劇場版の公開をお楽しみに。
世紀の発見となる「未知の細菌」を研究している天才科学者・加賀野。人類の未来のため実験に没頭する一方で、ときに冷徹な一面も見せる、そんな彼の二面性を表すには、シリアスなキャラクターからコメディまで幅広く演じられてきた佐々木蔵之介さんしかいないと思い、オファーさせていただきました。物腰の柔らかさを漂わせながらも、ゾクッとするような迫力で、シリーズ史上最強の敵を演じてくださいました。マリコと加賀野の科学者バトルをぜひお楽しみください。
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