【第93回アカデミー賞】作品賞は「ノマドランド」 アメリカの車上生活者たちの生きざま描く
2021年4月26日 12:06

第93回米アカデミー賞授賞式が4日25日(現地時間)、米ロサンゼルスで開催され、クロエ・ジャオ監督の「ノマドランド」が作品賞に輝いた。
同作は、「スリー・ビルボード」のオスカー女優フランシス・マクドーマンドが主演を務め、アメリカ西部の路上に暮らす車上生活者たちの生きざまを、大自然の映像美とともに描いたロードムービー。
監督賞受賞に続き、壇上に立ったジャオ監督は、「フランシス(・マクドーマンド)らプロデューサー陣を代表してアカデミーに感謝申し上げます。そして、ほかのノミニーたちにもお礼申し上げます。多くの人たちのおかげでこの作品を製作することができました。サーチライト・ピクチャーズ、素晴らしい本を書いてくれた(原作者の)ジェシカ・ブルーダー、(撮影・美術の)ジョシュア・ジェームズ・リチャーズ、そしてリンダ・メイさん、スワンキーさん、ボブ・ウェルズさん、そして私たちが出会ったノマドのコミュニティのすべての方に深い感謝の意を表したいと思います。苦境から立ち直り、希望を持つことの力を教えて下さってありがとうございました」と制作にかかわったすべての人々に改めて感謝を述べる。
主演のマクドーマンドは、「私たちの映画を、できる限り大きなスクリーンで見てください。そしていつか、とても近いうちに、仲間たちと映画館で肩を並べ、その暗い空間で、今夜ここで紹介されたすべての映画を見てください。この映画をウルフに捧げます」と、劇中でも披露した狼の雄たけびとともに、映画への思いを語った。
ネバダ州の企業城下町で暮らす60代の女性ファーンは、リーマンショックによる企業倒産の影響で、長年住み慣れた家を失ってしまう。キャンピングカーに全てを詰め込んだ彼女は、“現代のノマド(遊牧民)”として、過酷な季節労働の現場を渡り歩きながら車上生活を送ることに。毎日を懸命に乗り越えながら、行く先々で出会うノマドたちと心の交流を重ね、誇りを持って自由を生きる彼女の旅は続いていく。
ジェシカ・ブルーダーのノンフィクション「ノマド 漂流する高齢労働者たち」を原作に、「ザ・ライダー」で高く評価された新鋭ジャオ監督がメガホンをとった。第77回ベネチア国際映画祭で最高賞にあたる金獅子賞、第45回トロント国際映画祭でも最高賞の観客賞を受賞するなど高い評価を獲得。第78回ゴールデングローブ賞でも作品賞や監督賞を受賞するなど、今年度の賞レースを席巻していた。

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