坂口健太郎、主演作「劇場版シグナル」に誇り 「恵まれた経験させてもらった」
2021年4月2日 19:01

俳優の坂口健太郎が4月2日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた主演作「劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班」の初日舞台挨拶に、共演する北村一輝、吉瀬美智子、奈緒、伊原剛志、橋本一監督とともに出席。初の連続ドラマ主演として始動し、スペシャルドラマ、劇場版と長きにわたり座長を務めた本シリーズを「僕の中でも特別な作品。恵まれた経験をさせてもらった」と誇らしげに語った。
2018年に放送された連続ドラマ「シグナル 長期未解決事件捜査班」を映画化。謎の無線機が、現代を生きる刑事・三枝健人(坂口)と、過去に身を置く熱血刑事・大山剛志(北村)をつなぎ、ともに長期未解決事件を解き明かしていく。劇場版は伊原、奈緒ら新キャストを迎え、21年の東京を舞台としたオリジナルストーリーが展開。全国315スクリーンで封切られた。
挨拶に立った坂口は「(コロナ禍で)一歩を踏み出せない作品も多い中、エネルギーを注いだ作品が公開できるのは、すごくうれしい。参加してくださった皆さんにも感謝したい」としみじみ。「心がすり減る時代ですが、ご覧になる皆さんにパワーをお伝えできれば」とアピールした。
ストーリーにちなみ「20年後、どうなっていたいか?」と質問されると、「ちょうど20年後は、北村さんとほぼ同い年。今回、ご一緒させていただき『北村さん、楽しそうだな』って。自分の未来もどこか明るいと楽しみにしている」。この発言に、北村は「もう少し、ちゃんとした人になったほうがいいよ(笑)」とアドバイスした。また、吉瀬は「坂口くんがチームワークの生まれる空気を出してくれた。これくらい褒めればいい?」と笑いを誘い、息の合ったチーム感を披露した。
本格的なアクションに初挑戦した坂口の勇姿も見どころで、「坂口くん、こんなにアクションできるんだって。普段はポワ~ンとして印象だったので(笑)、僕の中ですごくギャップ萌え」(伊原)、「私にとっても初めてのアクションだったが、坂口さんが支えてくださった」(奈緒)と新キャストからは絶賛の声。同じく劇場版から参加の橋本監督は、「これは坂口健太郎が、アクションスターになるという映画。きついシーンを何度もやらせて、ごめんね…。まったく弱音を吐かないから、もっと弱音を吐かせようと思って」と坂口のガッツに感謝を示した。
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