マラドーナの入団会見にファン8万5000人が集結 ドキュメンタリーの本編映像
2021年1月15日 11:00

昨年11月25日に死去したサッカー元アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナさんのドキュメンタリー映画「ディエゴ・マラドーナ 二つの顔」の本編映像の一部を、映画.comが入手した。1984年当時史上最高額の移籍金1300万ドルでスペインのFCバルセロナからイタリアのSSCナポリに入団することになり、会見に向かうマラドーナさんの姿を収めている。
マラドーナさん本人の協力を得て製作した本作は、500時間にもおよぶ未公開映像を基に、栄光と転落を繰り返す“天才”の真実が明かされていく。本編映像は、ナポリの本拠地スタディオ・サン・パオロにファン8万5000人が詰めかける中、会見に向かうマラドーナさんの様子が映し出される。マスコミも大勢集まり、当時の熱気や注目度の高さが伝わってくる。
マラドーナさんの人生を映すにあたり、製作陣はイタリア時代にストーリーの核心があると考えた。編集のクリス・キングは「ナポリでのストーリーは、彼の人生そのものの象徴なんだ。彼のストーリーのハイライトであり、頂点であり、底辺でもあり、そして終わりの始まりだったんだ。その後に起こった全ては、同じことの繰り返しだっただけさ」と、ナポリ時代の重要さを語る。
監督・製作総指揮のアシフ・カパディアも「本作の根底に流れるものは、『ミーン・ストリート』みたいなものなんだ。80年代のナポリはヨーロッパで最も危ない街なのに、世界で最も素晴らしい選手が弱小クラブにやってくるんだ。最も良い部分を選んで、ストーリーを凝縮しないといけない。何もかもを取り込もうとする訳にはいかないんだ。彼の人生全てをリサーチしたけど、全てについて語ろうとしたら、5時間の映画か6回のテレビシリーズにしないといけないよ」と話している。
「ディエゴ・マラドーナ 二つの顔」は、2月5日から東京・新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷、グランドシネマサンシャインほかで公開。
(C)2019 Scudetto Pictures Limited
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