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ドルビーシネマの究極ゲキ×シネ体験をレポート 汗、涙、呼吸…「劇団☆新感線」メンバーの熱演がとにかく濃い!

2020年10月23日 19:00

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生田斗真、中山優馬、藤原さくらが参加した舞台挨拶
生田斗真、中山優馬、藤原さくらが参加した舞台挨拶

「劇団☆新感線」のゲキ×シネ「偽義経冥界歌(にせよしつねめいかいにうたう)」が、10月24日からの全国上映を控えた同21日、東京・丸の内ピカデリーで舞台挨拶と、ドルビーシネマでの特別先行上映を開催した。映画.comは生田斗真中山優馬藤原さくらが参加した舞台挨拶の模様とともに、ドルビーシネマでの濃厚なゲキ×シネ体験をレポートする。

「劇団☆新感線」旗揚げ39周年にあたる2019年、「39サンキュー興行」として大阪、石川・金沢、長野・松本で上演された「偽義経冥界歌」(演出:いのうえひでのり、作:中島かずき)。20年には東京、福岡公演を予定していたものの、新型コロナウイルスにより東京は一部中止、福岡は全公演中止となった。そこで多くの観客に作品を届けるため、同劇団の舞台を映画館のスクリーンで堪能できる「ゲキ×シネ」として映像化。国が源氏と平氏の勢力で二分されていた時代、奥州に源義経が匿われていたという史実と、義経の偽物説をベースに、壮大なスケールの物語が展開する。生田が主人公の偽義経(源九郎義経)、中山がその弟・奥華次郎泰衡(おうがのじろうやすひら)、藤原が大陸渡りの歌うたい・静歌を演じた。

画像2(C)東京グローブ座/ヴィレッヂ

04年にスタートし、演劇と映画という異なる世界を行き来しながら、様々な表現の形を届けてきたゲキ×シネ。「髏城の七人 アカドクロ」(04)から、「けむりの軍団」(20)まで、その数は22作品にものぼる。まさに変幻自在のゲキ×シネが、ハイクオリティな映像と音響により、作品に没入できる究極のシネマ体験を謳うドルビーシネマで上映されることで、どれほどの進化を遂げたのか。期待に胸を高鳴らせながら、劇場に向かった。

結論から言わせてもらえれば、ゲキ×シネとドルビーシネマの夢の体験は、「濃厚」の一言に尽きる。まるで本当に劇場にいるかのように、生の芝居の臨場感がバチバチと伝わってきた。「毎日運動会のような、試合のような大変さがある舞台だった」「右から岩が飛んでくるんじゃないか、左から斬られるんじゃないかという音がすごい」(生田)、「斗真くんがずーっと殺陣をやっているんですよ」(中山)という言葉通り、同劇団作品の中でも殺陣のシーンが多いという。刀を奮う音、弓を引く音、拳がぶつかり合う音……耳元で鳴っているかのような迫力、360度様々な方向から聞こえてくる奥行きを備えている。

画像3(C)東京グローブ座/ヴィレッヂ

アクションシーンだけではない。同劇団の魅力である歌やダンスのパフォーマンスも、ドルビーシネマとの相性が抜群に良い。戦いで死んでいった者たちを弔い、不可思議な現象を引き起こす藤原の歌唱シーンがたっぷりと挿入され、クライマックスでは生田と中山も歌声を披露。ライブ会場さながらに、伸びやかな歌声をハイレベルな音質で堪能することができる。さらに、強烈なキャラクターたちの尖ったビジュアルや衣装、細部まで作りこまれているセットにも注目。鮮明な色彩と幅広いコントラストを表現し、「明るい部分は究極に明るく、暗い部分は究極に暗く」というドルビーシネマのコンセプト通り、ミュージカルシーンのきらびやかな光から、奥華一族の先祖たちが眠る「漆黒の窟(いわや)」の不気味な暗さまで、同劇団の艶やかな作品世界を繊細に映し出している。

画像4(C)東京グローブ座/ヴィレッヂ

そして何といっても圧巻なのは、豪華キャストたちによる熱演。ドルビーシネマ上映の魅了を問われた生田は、「生の舞台では見られないような汗、涙、呼吸、空気。全てが臨場感として伝わってくると思います」と語る。藤原も「一緒に舞台をやっていても気付かなかったような、皆さんの細かい顔の動きがよく分かった」と賛同する。20台以上のカメラ映像を組み合わせた最高のカッティングで、血しぶき、汗、涙を浴びるほどの至近距離から見る、役者たちの命を削るような熱演。同劇団の魅力の数々が、ドルビーシネマによって、最大限に高められているさまを目撃した。

画像5

舞台挨拶で生田は、公演中止となった博多公演に触れ、「博多座には現地入りしまして、舞台稽古中に中止をアナウンスされたんです。演出家のいのうえさんが、『このまま何もせずに東京に帰るのは悔しいし、浮かばれない』と言って下さって、劇場のスタッフの方々数名に座って頂いて、最後に通し稽古をしました。切なかったな。必ずリベンジしたいなと思っています。涙で明日が見えないという感じでした」と悔しさをにじませるひと幕もあった。しかし、ドルビーシネマでのゲキ×シネという新たな試みは、これまで激しいチケット争奪戦に負け、劇場で鑑賞できなかったファンにとっては、この上なく貴重な機会となるだろう。コロナ禍を経て、「お客様に作品を届けるため、何かできないだろうか」と模索してきた結果、最高の形で結実した企画と言える。

ゲキ×シネ「偽義経冥界歌」は、10月24日から新宿バルト9ほか全国で上映。チケット料金は2000円で、ドルビーシネマやドルビーアトモスの料金は上映館の規定による。

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