トロント国際映画祭に新型コロナ対策で批判殺到 マスクは任意から義務へルール変更
2020年9月13日 14:00

[映画.com ニュース]トロント国際映画祭の新型コロナウイルス感染防止対策が批判を浴びていると、米ハリウッド・レポーターが報じている。
ベネチア国際映画祭やアメリカの主要な映画館では、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、映画上映中のマスク着用を義務付けているが、トロント国際映画祭は映画館の着席時はマスクの着用を任意としているためだ。
トロント国際映画祭は、本部にあたるカルチャーセンター「TIFF Bell Lightbox」に5つのスクリーンを用意している。合計1200席あるが、新型コロナウイルス感染防止対策としてそれぞれの定員を50人に制限。館内の移動に関してはマスク着用を義務づけているが、座席に着席しているときはマスクを外しても構わないとしている。
同映画祭サイドは、公衆衛生の専門家のアドバイスに忠実に従っていると主張。だが、感染症の専門家はトロント国際映画祭の映画上映が集団感染のリスクを高めると警鐘を鳴らしており、同映画祭サイドがマスクを厳格化しないのは、カナダの国民がマスク着用に対して消極的だからとの声もある。
このハリウッド・レポーターの記事がきっかけで、トロント国際映画祭には批判が殺到したようだ。このほど、同映画祭の公式ツイッターが、映画祭期間中は「TIFF Bell Lightbox」の売店を閉鎖すると発表。「映画館内で飲食ができないため、着席中もTIFF Bell Lightboxのなかではマスクを着用しなくてはいけません」と、マスクの着用は任意ではなく、義務であるとルールを変更している。
トロント国際映画祭は9月20日まで実施される。
関連ニュース




映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

スーパーマン
【この夏、絶対に観るやつ】全世界がたった1秒で“観るリスト”に入れた映画…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

メガロポリス
【映画の“神”が186億円の自腹で製作した狂気の一作】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい“魂震作”だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト級”の絶賛、多数!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)