カナダ・バンクーバーで映画&ドラマの撮影が再開 安全対策の対立から一転合意へ
2020年8月24日 22:00

[映画.com ニュース] ハリウッドの映画やドラマのロケーションとして頻繁に利用されるカナダ・バンクーバーで撮影再開の目途が立ったと、米Deadlineが報じている。
同所での撮影がストップしていたドラマ「グッド・ドクター 名医の条件」の撮影がいち早く再開する予定だったが、ハリウッドのメジャースタジオや各組合などが取りまとめた「Safe Way Forward」と呼ばれる安全対策と、バンクーバーのあるブリティッシュ・コロンビア州のフィルム・ユニオンの安全対策とのあいだに開きがあったことから、7月31日に撮影再開の準備が中止。それ以来、膠着(こうちゃく)状態となっていた。
主な対立点は、PCR検査の頻度とプライバシー保護についてだ。PCR検査について、ブリティッシュ・コロンビア州側は、出演者は週に2回、役者と密接なクルーは週に1回、それ以外のクルーはテストを行わないというルールを制定。だが、これは「Safe Way Forward」が定めた回数より遥かに少ない。
また、ハリウッドのメジャースタジオや各組合側は、検査結果のプライバシー保持も強く求めているものの、ブリティッシュ・コロンビア州には民間の検査センターが1カ所しかなく、さらに、同センターが2019年にプライバシー侵害を犯していた点が問題となっていた。一方、ブリティッシュ・コロンビア州側は、ハリウッド作品のために1週間に何万もの検査が増えることで、システムに負担がかかることを懸念していた。
だが、このほど「グッド・ドクター 名医の条件」を制作するソニー・ピクチャーズ・テレビジョンは、ブリティッシュ・コロンビア州のフィルム・ユニオンと合意。また、ディズニー・テレビジョン・スタジオも、「A Million Little Things」「Mighty Ducks」「Mysterious Benedict Society」「Big Sky」「Turner & Hooch」といったドラマにおいて合意に至ったという。それぞれの合意条件は明らかにされていない。
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