主演女優降板の「バットウーマン」、後任女優が決定
2020年7月17日 11:00
[映画.com ニュース] 主演女優が降板した米DCコミック原作の実写ドラマ「バットウーマン」を、黒人女優のジャビシア・レスリー(「MACGYVER マクガイバー」)が引き継ぐことが発表された。
「バットウーマン」は、女性版「バットマン」としてDCコミックに誕生。主人公ケイト・ケインは、2006年にユダヤ系のレズビアンという設定に改められ、以来、アメコミ界のLGBTQ+キャラクターの草分けとして人気を博してきた。「ARROW アロー」や「THE FLASH フラッシュ」「SUPERGIRL スーパーガール」「レジェンド・オブ・トゥモロー」など、DCコミック原作の実写ドラマを複数抱えているバーランティ・プロダクションが手がけるドラマ版「バットウーマン」は、2019年10月に全米放送を開始。新型コロナウイルスの影響で、当初予定していた22話よりも2話少ない20話でシーズン1を終了している。
先日、ヒロインを演じるオーストラリア女優のルビー・ローズが、シーズン1をもって卒業することを発表したため、制作陣は後任探しを開始。ローズと同様、LGBTQ+の役者のなかから選ぶと約束していた。
そんななか、「MACGYVER マクガイバー」や「God Friended Me(原題)」などで知られるジャビシア・レスリーに白羽の矢が立てられた。ローズが演じていたケイト・ケインを引き継ぐのではなく、バットウーマンを名乗る新キャラクター、ライアン・ワイルダーを演じるという。
レスリーは「黒人女優としてだけでなく、バイセクシャルの女性として、LGBTQ+コミュニティのための先駆者であるこの画期的な番組に参加できることを光栄に思います」と声明を発表している。
「バットウーマン」シーズン2は、2021年上半期に全米放送開始を予定している。