アメリカからの渡航禁止のEU、映画・テレビドラマ関係者に例外措置
2020年7月15日 05:00

[映画.com ニュース] 欧州連合(EU)はこのほど、域外からの渡航を受け入れるグループとして日本や韓国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど15の国を発表した。不要不急の渡航を禁止した3月中旬以来、正常化に向けた第一歩を踏み出した形だが、新型コロナウイルスが感染再拡大しているアメリカは除外されている。
米Deadlineによると、EUの多くの国でアメリカの映画やテレビのクルーには例外措置が設けられることになりそうだ。ハンガリー、チェコ、クロアチア、セルビア、ブルガリアなど、映画やテレビの撮影施設を持つ国では、安全規定を満たしている限り、アメリカ人の撮影スタッフの渡航を受け入れる用意があるという。
例えばチェコでは、米Amazonの「The Wheel Of Time」シリーズや「カーニバル・ロウ」、マーベル・スタジオの「ザ・ファルコン・アンド・ザ・ウィンターソルジャー」などの撮影が再開する見込み。同国は、「EUは米国からの渡航禁止を宣言していますが、これは経済労働者が対象ではなく、観光旅行者のみが対象です」「チェコでは、どの国の映画製作者も歓迎しています」と声明を発表している。
アメリカの映画やドラマの製作陣は、ロケ地に大量の資金を投下するため、各国の経済に大きな影響を及ぼしている。そのためEU加盟国のなかでは、アメリカの映像制作関係者が渡航禁止の影響を受けると述べる国は存在していない。
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース




映画.com注目特集をチェック

てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“人生の物語”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ

むちゃくちゃすぎておもろい
【この“刺激作”、超オススメ!】“中毒者”爆増中! 世界記録樹立の爆裂ヒット作!!
提供:JCOM株式会社

エグい怖い、そしてむちゃ楽しい――
【ホラー映画史上歴代No.1】まずは映像をごらんください――超人気シリーズ、極限の完結編!!
提供:ワーナー・ブラザース映画

好きで好きで、狂いそうになる一作に出合いました
感情移入が止まらない。闇社会でもがく3人の青春と絆が、愛おしくて、たまらなくなる。
提供:THE SEVEN、ショウゲート