「映画 ギヴン」新公開日は8月22日 原作者・キヅナツキ「とてもありがたく感じています」
2020年7月6日 09:00
[映画.com ニュース] 公開が延期されていた「映画 ギヴン」の新たな公開日が8月22日に決定した。
当初は5月16日に公開予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期となっていた。原作者のキヅナツキ氏は、「今、こうした状況の中で『映画 ギヴン』を公開できること、見たい! と思って劇場に足を運んでくださる方がいることを、とてもありがたく感じています。とてつもない僥倖(ぎょうこう)です、うれしい、ありがとうございます」と感謝を述べている。
さらに、山口ひかる監督は「大変長らくお待たせしました。原作から読んできている人にもテレビから追ってくれている人にも楽しんでもらえるように、そして見てくれた人の心の支えにそっとなれるようにと、つくりました」と呼びかけ、脚本の綾奈ゆにこは「『舞台 ギヴン』をはじめ様々なエンタメが中止や延期を余儀なくされるなか、こんなにも早く公開が叶い、感謝しております。音楽と恋。切り離せない、割り切れない、迷い、悩む彼らの季節を、ぜひご覧ください」と語っている。
また、音楽を手がけた未知瑠は「緊急事態宣言を受けて、一度は公開延期となりました『映画 ギヴン』ですが、ようやく劇場で見ていただけることになりました。是非、映画館ならではのサラウンド音響も含め、劇場でお楽しみいただけたらと思います」と話し、主題歌を担当した「センチミリメンタル」は、「突然のコロナウイルスによる世界規模の脅威に為す術もなく、この映画の公開も予定より後ろ倒しとなりました。映画を見終わって劇場の外に出た後も、長い人生の中でそういった様々な暗闇が押し寄せてくることもきっとあるかと思います。不安で眠れない夜もあるかもしれない。でも、そんな時にこの『映画 ギヴン』に託したメッセージを合言葉に、きっと僕らは乗り越えていけるはずです。大丈夫。『眠れなくても、夜は明ける。』」とコメントを寄せている。
2019年7~9月にテレビシリーズが放送されたBLアニメ「ギヴン」は、印象的な歌声をもつ高校生・佐藤真冬、高校生離れしたギターの腕前の上ノ山立夏、立夏が所属するバンドのベーシストで大学院生の中山春樹、ドラマーの大学生・梶秋彦の4人を中心に、彼らの青春、恋愛、音楽活動を描く。続編となる劇場版はバンドの“大人メンバー”である春樹と秋彦、秋彦の元恋人の天才バイオリニスト・村田雨月による“苦くて熱い恋”がつづられる。
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