ジャニーズ随一のアニメファン キスマイ・宮田俊哉「劇場版BEM」で声優初挑戦
2020年7月6日 07:00

[映画.com ニュース] 「妖怪人間ベム」のリブート版続編となる「劇場版BEM BECOME HUMAN」で、ジャニーズ事務所のアイドルグループ「Kis-My-Ft2」の宮田俊哉が声優に初挑戦する。
1968年に放送された原作「妖怪人間ベム」は、異形の“妖怪人間”であるベム、ベラ、ベロの3人が、いつの日か人間になれることを夢見て、世にはびこる悪と人知れず対決する姿を描くホラーアクション作品。シリーズ50周年を記念して2019年に放送されたリブート版「BEM」では、湾港都市・リブラシティを舞台に、悪を倒すことで人間になることを目指すベム(CV:小西克幸)、社会に溶け込んで人間を理解しようとするベラ(M・A・O)、人間や世間に対して達観しゲームに没頭するベロ(小野賢章)の3人が、超常的な力をもった“ヴィラン”たちと戦う姿を描いた。その後日談となる「劇場版BEM BECOME HUMAN」では、テレビシリーズから2年後、妖怪人間たちの行方を捜し続けていた女性刑事ソニア・サマーズが、製薬会社ドラコ・ケミカルでベムとうりふたつの男“ベルム・アイスバーグ”に出会う。
宮田は、記憶を失い人間・ベルムとしてドラコ・ケミカルで働くベムの同僚、バージェス役を担当する。ノリが軽いお調子者で軽薄な印象を与えるが、ある秘密を抱えているという役どころだ。
ジャニーズ随一のアニメファンとして知られ、かねて声優に挑戦してみたかったという宮田。収録前日には、アフレコを見学し、ガヤの収録にも参加して本番に備えた。それでもドラマや舞台とは異なり、キャラクターのささいな体の動きにもすべてアドリブで音声を入れなければいけないことが難しかったと明かす。宮田はバージェスを「僕が演じてきた中で一番軽薄だと言ってもいいぐらいに軽薄で、しかも実はある秘密が……というキャラクターです。かなり『むかつく』けど作品のキーになるキャラで、きっとみなさまの感情を大きく揺さぶると思います」と紹介。博史池畠監督らスタッフ陣が太鼓判を押した芝居については「初めて声優に挑戦させていただいて、最初は右も左もわからなかったのですが、いろいろな方からアドバイスをいただいてちゃんと形になったと思います。その成果をぜひ劇場で確認していただけたらうれしいです」と自信をのぞかせている。
「劇場版BEM BECOME HUMAN」は20年秋全国公開。
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