新型コロナ感染拡大を予言?パニックスリラー「アウトブレイク」配信決定&予告編公開
2020年6月23日 09:00
[映画.com ニュース] 新型コロナウイルスのパンデミックを描いたカナダ発のテレビシリーズ「アウトブレイク 感染拡大」が、7月3日から日本初配信されることが決定した。あわせて、フィクションでありながら、現在の世界情勢を予言したかのような描写が収められた予告編が公開された。
同作は、カナダで大ヒットを飛ばしたパニックスリラー。撮影は、中国で最初の新型コロナウイルス感染者が発見されるよりも前に行われており、カナダでは1~3月に放送された。ドラマ内では、日々の入念な手洗いやマスク着用といったウイルス対策、ソーシャルディスタンスの提唱や、感染拡大に伴うマスク不足による転売問題、集団感染(クラスター)や院内感染の恐怖、誤情報に伴う人種差別などが描かれ、さまざまな点で現実とリンクする。
カナダ・ケベック州モントリオールで、危険な未知のウイルスがホームレスたちのあいだで広がりを見せていた。感染症のスペシャリストであり、緊急衛生研究所の所長であるアンヌ=マリー・ルクレール博士は、この非常事態に伝染性が高い未知のウイルスの存在にいち早く気付き、その正体を掴もうと奔走する。一瞬の接触、連鎖的な接触を経て、感染者や死者が州全土に増えてゆく。やがて、そのウイルスが感染力と致死率が極めて高い新型のコロナウイルスであることが判明する。
公開された予告編は、謎の体調不良が街中に広がっていく様子からスタート。患者たちの細胞の損傷が同じであったことを糸口に、アンヌら研究者たちは、新型コロナウイルスの存在を突き止める。しかし、ウイルスの変異、患者があふれる病院、暴動を起こす人々など、次々に問題が降りかかるさまが収められている。
「アウトブレイク 感染拡大」(全10話)は、7月3日からAmazon Prime Video、DMM.com、FODプレミアムなどで順次配信される。