PFFアワード2019グランプリ「おばけ」7月11日公開 白石和彌監督が激賞
2020年6月19日 17:00

[映画.com ニュース]自主映画の祭典・PFFアワード2019で最終審査員の満場一致の評価を得てグランプリに輝いた中尾広道監督の「おばけ」。緊急事態宣言の自粛要請に伴い公開延期となっていたが、7月11日からポレポレ東中野での公開が決定した。公開決定に際し「PFFアワード2019」の最終審査員を務めた白石和彌監督から、本作を激賞するコメントが寄せられた。
可能な限り、自分ひとりの力で作るスタイルで映画製作を続ける中尾監督が、“やりたい事を、納得のいくまでやり続ける”を信念に作り上げた自伝的映画。孤独でささやかな映画作りの過程が大きな宇宙へとつながっていくさまを、様々な映像表現を用いながら詩的に描き出す。
人気お笑いコンビ「金属バット」の小林圭輔と友保隼平が、日々の暮らしや周りの自然にある煌めきを拾い集めるように、ひとりで映画を作り続ける監督を見守る星の「声」を務め、ザ・クロマニヨンズの真島昌利が本作のエンディング曲「HAPPY SONG」を提供した。
一人きりで映画を撮っている男。その姿は傍から見れば滑稽に映り、周囲の理解を得られないばかりか、妻と子供も愛想を尽かしている。そんな中、遠い空から男の孤独な作業を談笑交じりで見守る星があった。
そのストイックさと柔軟な自由さが観客を銀河の果てへと連れ出し、そこで生まれる感情に胸が掻きむしられる。
自主映画の可能性をこんなにも広げて、速度を爆上げてしまった罪深い映画だ。
この映画に存在する「おばけ」は果たして恐ろしく残酷なのか美しく愛おしいのか、僕にはわからない。
是非、見て確かめてください。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

劇場版モノノ怪 第二章 火鼠
【大好きなやつでした】不覚にも“秒”で沼にハマって大変なことになった話
提供:ツインエンジン

ガンニバル
【衝撃の問題作】なぜ世界は「ガンニバル」にハマるのか? “絶対的支持”の理由を徹底解説!
提供:ディズニー

BETTER MAN ベター・マン
【観ないとぜっったい後悔する】「グレショ」監督最新作!ラスト5分の破壊力に、感動を超えて放心状態
提供:東和ピクチャーズ

すごすぎて言葉にならない映画
【社会現象「パラサイト 半地下の家族」の次はこれ】“超痛快逆襲エンタメ”でアドレナリン全開
提供:ワーナー・ブラザース映画

映画を安く観たい人、絶対にチェックして!
【映画2000円は高すぎる!!?】知らないと損な“1250円も安く観る裏ワザ”、ここに置いときます
提供:KDDI

35年目のラブレター
【感動実話に“とんでもない絶賛”の嵐】噂を聞きつけ実際に観てきたら…忖度なし正直レビュー!
提供:東映

聞かせてくれ、「ガンニバル」の感想を――
【感想投稿で豪華賞品が当たる】ちょっとでも観たことある人、今すぐ参加して!(提供:ディズニー)