ジャ・ジャンクー監督、全国人民代表大会で未来への提言 新作の進行状況も明かす
2020年5月29日 13:00

[映画.com ニュース] 5月22日に開幕し、28日に閉幕した中国の全国人民代表大会(略称:全人代)。名匠ジャ・ジャンクーは、この全人代に3年前から“代表”として参加し、さまざまな意見を提案し続けてきた。今回は、中国の国営テレビ「CCTV(中国中央電視台)」の取材に対し、自身の近況だけでなく、中国社会の課題にも言及している。、
ジャ監督の発言は、映画界という枠を超えたものとなった。自身の実体験を織り交ぜて語ったのは、中国で進行しているデジタル化による弊害だ。地方在住の高齢者たちは、オンラインショッピング、QRコード決済といった“新時代の生活スタイル”に馴染めていない。ジャ監督は、この現状を改善することが、中国社会にとって極めて重要な課題であると指摘した。
コロナ禍において、ネット環境を利用した仕事、生活を送れることが証明された。このデジタル社会の利点を、もっと多くの人々が上手く活用することが出来れば「(中国の)社会は、さらに進化するはず」と話したジャ監督。この提案は、中国のSNSで大きな話題となり、称賛を浴びていた。
監督業に関しては、新型コロナウイルス感染拡大の自粛期間中に「とある脚本を修正し、新たにもう1本の脚本を完成させた」と告白。「早く撮影現場に戻りたいです。そして、観客も早く劇場に戻れることを願っています」とコメントを寄せていた。
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