7月のサンディエゴ・コミコンは開催できるのか? スケジュール変更や中止の可能性も
2020年4月1日 11:00

[映画.com ニュース] アメリカで新型コロナウイルスの感染が拡大するなかで、毎年7月に行われる世界最大級のポップカルチャーイベント、サンディエゴ・コミコン・インターナショナルの動向に注目が集まっている。
米サンディエゴで行われるコミコンは、ハリウッド大作のプレゼンテーションの場所として知られている。会場となるサンディエゴ・コンベンションセンターには連日12万5000人、周辺には30万人を超える群衆が集まるビッグイベントは、今年は7月23~26日に開催されることになっている。
だが、新型コロナウイルスの影響で7月24日に開幕予定だった東京2020オリンピックが延期となったいま、同時期に開催予定のサンディエゴ・コミコンは実施できるのだろうか。同イベントを主催するコミコン・インターナショナルは、「現時点でコミコンのスケジュール変更に関して新たな決断は下されていません」とコメントしている。
今後の状況次第と言えそうだが、仮に新型コロナウイルスの感染が収束していても、中止か延期となる可能性があると、米エンターテインメント・ウィークリーは指摘。まず現在、映画やテレビドラマの制作がストップしているため、コミコンで発表できるコンテンツが不足していること。さらに、タレントをプレゼンテーションに派遣することに関して、スタジオ側が消極的になる可能性があること。万が一、コミコンでクラスターが発生すれば、スタジオが責任を負うことになるからだ。
米テキサス州オースティンで毎年3月に開催されているテクノロジーや映画、音楽の祭典「サウス・バイ・サウスウェスト(SXSW)」が急遽中止となったのも、スポンサーやタレントが辞退を表明したことがきっかけだと言われている。
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