中国・強制労働施設の実態を暴くSOSの手紙 絶句する衝撃作「馬三家からの手紙」3月公開
2020年2月22日 13:00

[映画.com ニュース] NHK BS1「BS世界のドキュメンタリー」で放送された「馬三家からの手紙」が、3月21日から劇場公開される。1通の手紙から始まった“恐怖”からの脱出――中国・強制労働施設の知られざる実態、想像だにしない衝撃的な展開に絶句するはずだ。
カメラが向けられているのは、北京のエンジニア・孫毅(スン・イ)。1997年に法輪功を修め始め、99年の中国共産党政権による「法輪功の禁止」によって、過酷を弾圧を受けるように。当局によるプロパガンダに関する情報を伝えようとしていたところを拘束され、北京五輪の期間中には、悪名高い「馬三家労働教養所」に送り込まれた。拷問を受け生死をさまよった孫毅は、2年半の刑期の後に釈放されている。本作のキーとなるのは、孫毅が収監中に書いた“SOSの手紙”である。

米オレゴン州に住む女性ジュリー・キースがスーパーで購入した中国製のハロウィン飾りの箱に、その“SOSの手紙”は入っていた。8000キロ以上の旅を経て届いた手紙には、信念のために収監された孫毅が、拷問・洗脳をされている状況が詳細に書かれていた。このメッセージが次々と広まり、中国の労働教養所制度を閉鎖させるまでに至るのだが、このストーリーは意外な方向へと舵を切っていく。

メガホンをとったのは、中国系カナダ人監督のレオン・リー。この事件に関心を抱き、中国の活動家たちとのネットワークを通じて、孫毅との接触に成功。2人はSkypeで連絡を取り合い、中国当局の圧力に苦しみながらも、本作を製作した。劇中では、拷問や強制労働の実態を精密なアニメ画に描くだけでなく、妻や家族の苦しみにもフォーカスを当てている。「私を殺さないでください――」という孫毅の思いがひしひしと伝わってくる「馬三家からの手紙」。リー監督は、今回の公開に際して、メッセージを発信している。
レオン・リー監督「このドキュメンタリーが、世界の人々の認識を高め、孫毅のSOSの手紙同様、多大な影響力を及ぼし、法輪功学習者、ウイグル人、チベット人、キリスト教徒、中国民主化の活動家たちへの迫害停止へと導かれていくことを望んでいる」
「馬三家からの手紙」は、3月21日から東京・新宿K's cinemaで公開。
(C)2018 Flying Cloud Productions, Inc.
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