そば職人演じた藤竜也、50人分を打って振舞う「朝3時に起きた」
2020年1月17日 23:00

[映画.com ニュース] 俳優の藤竜也が1月17日、東京・新宿武蔵野館で行われた出演作「コンプリシティ 優しい共犯」の初日舞台挨拶に出席した。本作でそば職人を演じた藤は、そば処として知られるロケ地・山形県大石田町の職人から指導を受けたといい「撮影前に卒業記念の意味を込めて、職人さんやご近所50人前のそばを打ったのが印象深いですね。朝3時に起きたんです」と思い出を語った。
技能実習生として来日したものの、劣悪な職場環境から逃げ出し、不法滞在者となった中国人青年と、孤独を抱えるそば屋店主(藤)の交流を描く。2018年・第19回東京フィルメックスのコンペティション部門で観客賞を受賞。舞台挨拶には藤をはじめ、共演するルー・ユーライ、松本紀保、近浦啓監督が登壇した。
本作が長編デビュー作となる近浦監督は「当初は配給できるかもわからない状況だったが、情熱だけを信じて参加してくださった皆さんに感謝しています」と感無量の面持ち。特に、藤の出演を熱望していたといい「快諾の連絡をいただき、撮影が始まる前から、もう完成したような気持ちになった」と感謝を示した。

当の藤は「そうだったの? いま初めて知りました。そんなご苦労があったとは、つゆ知らず」と涼しい表情を見せ、「台本を読んで、背筋が伸びた良い映画になりそうだと思って。ぜひ演じたいと思ったし、あとのことはどうでもよくて(笑)。それに監督の処女作というだけで、光栄なこと」と貫禄たっぷりに語っていた。
ユーライは大学時代に映画を学んでいたといい「学生時代から藤さんのことは知っており、まるで神様のような存在。共演できて本当にうれしかった」と大喜び。藤は「こうして会うと、ハンサムな青年なんですけど、スクリーンに映ると憂いを帯びていて、まなざしが切ない」とその佇まいを絶賛し、「得ですよね」と笑いを誘っていた。
(C)2018 CREATPS / Mystigri Pictures
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

ドンケツ
【超暴力的・超過激・コンプラ全無視】地上波絶対無理! 狂キャラたちが常軌を逸した大暴れ!
提供:DMM TV

マインクラフト ザ・ムービー
【予想の5倍面白かった!!】この映画で人生がレベルアップする…GW、家族で観るならコレで決まり!
提供:ワーナー・ブラザース映画

サメ!ゾンビ!ガメラ!
【狂った名作・怪作が無料大量放送】ドキドキ!パニック映画祭! ありがとう“GWの夜”が決まった
提供:BS12

なんだこの面白そうな映画は!?!?
【強烈に面白そうな6つの魅力】予告だけで「めちゃくちゃ良さそう」が湧き上がる…観なければ!
提供:ディズニー

最愛の妻が、殺された…
【衝撃】殺しの経験ゼロ、しかし“最高の頭脳を持つ男”の復讐が始まる…
提供:ディズニー

ここでしか観られない“激レア映画”を特集放送
【“観たい”にこたえる極上体験】映画・ドラマを愛するすべての人に!(提供:BS10 スターチャンネル)