宮沢氷魚、芝居の初キスは同性カップル演じた藤原季節!「杏さんより先」
2020年1月8日 20:23

[映画.com ニュース] 俳優の宮沢氷魚が映画初主演を飾った今泉力哉監督作「his」の完成披露試写イベントが、1月8日に東京・スペースFS汐留で行われ、宮沢をはじめ、共演した藤原季節、子役の外村紗玖良ちゃん、そして今泉監督が登壇した。宮沢と藤原は新年にふさわしい袴姿、紗玖良ちゃんは華やかな振袖姿を披露した。
ゲイだと知られることを恐れ、ひっそりと一人で田舎暮らしを送っていた井川迅(宮沢)の前に、6歳の娘・空(紗玖良ちゃん)を連れた元恋人・日比野渚(藤原)が現れる。「しばらくの間、居候させて欲しい」という渚の言葉を聞き入れ、同居を始めた3人は絆を深めていく。しかし、渚は妻・玲奈と離婚協議の真っ最中。そんなある日、東京からやってきた玲奈が空を連れて行ってしまう。「渚と空ちゃんと3人で一緒に生きていたい」と訴える迅だったが、離婚調停の中で、自身を取り巻く過酷な環境や、偏見に満ちた眼差しに改めて向き合うことになる。
冒頭で新年の抱負を問われた宮沢は、「オリンピック競技をひとつ、生で見たいですね」と笑顔を浮かべる。一方、「今まであんまり我慢したことなかったので、今年は我慢を覚えようかな」と宣言していた藤原だったが、突然「ちょっと今は、我慢しなくてもいいですか? やりたいことがあって」といい、「明日、紗玖良ちゃんの誕生日なので、皆でハッピーバースデーを歌いたいな」と提案。紗玖良ちゃんは、劇中でパパを演じた藤原からの歌のプレゼントに「ありがとう!」と大喜びで、宮沢ともハイタッチを交わしていた。

ロケ地となった岐阜・白川町のコテージで、撮影期間中に共同生活を送った宮沢と藤原。藤原が「超濃密な10日間」と表現すると、宮沢は「誤解を招くから(笑)」とやんわり突っ込みを入れながらも、「普通に、男同士の友だちが仲良く過ごした感じ。撮影がけっこう大変だったので、唯一の息抜き、オアシスのような場所でした」と振り返る。「最初は嫌でした」と明かした藤原は、「朝から晩まで皆と一緒にいて、寝る時くらいは自分の時間が欲しいなと思っていたんですが。ひとりになっちゃうと不安になるくらい、僕も(撮影が)大変だったので……、ありがとね」と、改めて感謝を伝えた。
続いて撮影の様子に話が及ぶと、突然神妙な面持ちで「実はこの作品で初めてのことがありまして……」と語り始めた宮沢。「役者としての初キスシーンというか、ファーストキスが藤原季節くんでした。放送の順番では(ドラマ)『偽装不倫』での杏さんとのキスシーンが先だったんですが、撮影は『his』が先なので」と告白する。「俺、全く知らなかった!」と驚く藤原に、今泉監督が「季節さんは初めてじゃなかったんだよね?」とたたみかけると、宮沢も「ちなみに何人目?」と嫉妬をのぞかせ、撮影と共同生活を通して深めたきずなが垣間見えるシーンとなった。
この日は、宮沢と藤原が餅つきにチャレンジし、登壇陣は揃ってあんこ餅を味わった。「his」は1月24日から、東京・新宿武蔵野館ほか全国で公開。
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