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NetflixのCEO、ストリーミングサービス乱立によるコンテンツ獲得コストの暴騰を懸念

2019年9月25日 13:00

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11月からは新興サービスを迎え撃つ
11月からは新興サービスを迎え撃つ
写真:AP/アフロ

[映画.com ニュース] ウォルト・ディズニーがDisney+、アップルがApple TV+というストリーミングサービスの開始を控えるなか、業界最大手であるNetflixのリード・ヘイスティング最高経営責任者(CEO)が「とても厳しい競争になるだろう」との認識を明らかにした。米バラエティが報じている。

Netflixは、全世界1億5000万人以上の会員数を誇るストリーミングサービスの最大手。だが、英ケンブリッジで行われたロイヤル・テレビジョン・ソサエティの年次大会に出席したヘイスティングCEOは、「過去10年、多くのライバルと争ってきたが、11月からはまったく新しい世界が始まる」と明言した。

Apple TV+が11月1日、Disney+が11月12日にサービスを開始するほか、NBCユニバーサルの新ストリーミングサービス「ピーコック」が2020年4月、ワーナーメディアのストリーミングサービス「HBO Max」が20年春に開始を予定しており、Netflixは新たなライバルたちと戦うことになる。だが、これまで通りイッキ見向けのコンテンツを重視し、新興サービスを迎え撃つつもりだという。

ただし、ストリーミングサービスの乱立によりオリジナルコンテンツの獲得コストが暴騰しているという。かつて、Netflixのオリジナルドラマ「ザ・クラウン」は史上最も高価なテレビドラマと言われていたが――当初は2シーズン計20話の制作コストが1億5600万ドルと報じられたが、クリエイターのピーター・モーガンによれば実際は1億ドルだという――、「いつか『ザ・クラウン』は格安品だと思われる日がくるだろう」と、ヘイスティングCEOは懸念するコメントを寄せている。

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