映像アートの祭典「イメージフォーラム・フェスティバル2019」9月14日から開催
2019年9月14日 04:00
[映画.com ニュース]映像アートの祭典「イメージフォーラム・フェスティバル2019」が、9月14日から開催される。今年は、インスタレーションを含む全154作品を上映する。
1987年にスタートし33回目の開催となる日本最大規模の映像祭。今年は「ラフ&ワイルド」というテーマで、一見洗練されておらず、既存の価値観や歴史的文脈で捉えることのできない表現が、時と場所を超えてやがて大きな意味を持つ、そのような可能性に着目する。
「東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション」では、446の応募作品から、ノミネート選出された22作品が上映される。「エクスペリメンタル・パノラマ」では、ポルトガルのアート映画を特集。新しい才能を紹介し、「熱波」のミゲル・ゴメスによる6時間半の超大作「アラビアン・ナイト」が東京初上映される。
そのほか、「カメラを手にした女性アーティストたち」と題し、フランス、カナダ、ドイツの女性監督によるフェミニズム映画を紹介。歴史的に重要な映像作家にフォーカスを当てる「フィルムメーカーズ・イン・フォーカス」では1960年代初期のネオ・ダダアートから出発し、日本の個人映画草創期に活動を開始した映像作家のひとり、飯村隆彦を特集。2019年6月に逝去したスーザン・ピットの追悼上映も行われる。
さらに世界各地の映画祭・美術館キュレーターが参加するシンポジウムやトークイベントも予定されている。詳細は公式ホームページ(http://www.imageforumfestival.com)で告知する。
会場、日程は以下の通り。