廃車や電話ボックスもサウナに! フィンランド発の“サウナ”ドキュメンタリー予告入手
2019年6月24日 12:00

[映画.com ニュース] 2年連続で世界幸福度ランキング1位に輝いたフィンランドで、1年以上ロングラン上映されたドキュメンタリー「サウナのあるところ」の予告編を映画.comが入手した。映像には、キャンピングカー、トラクター、廃車、電話ボックスなど、どんな場所もサウナに変えてしまうほど強い、フィンランドの人々のサウナ愛がさく裂している。
フィンランドと日本の外交関係樹立100周年を記念して公開される本作。ヨーナス・バリヘルとミカ・ホタカイネンが共同で監督を務め、2011年にフィンランドのアカデミー賞と言われるユッシ賞で最優秀ドキュメンタリー賞を獲得した。日本でも「サ活」「サウナー」「ととのう」などの用語が生まれ、ブームとなっているサウナ。フィンランドの人々の日常に根付いており、癒しやデトックスという効能に加え、日本の銭湯・温泉文化にも通じる、人とのつながりを生む場としてのサウナの魅力を再発見する。
映像の冒頭では、様々なタイプのサウナとともに、バスローブ姿で森の中を歩き、湖畔や街中のサウナでくつろぐどこかシュールな光景が映し出される。シャイで寡黙だと言われるフィンランドの男たちは、サウナでは身も心も裸になり、心の奥底に秘めていた家族や人生の悩みを打ち明け号泣。「話すべきじゃなかったかな」という不安げな問いかけに、「話していいさ」と答える友人同士のやりとりも活写され、サウナが人々の心を優しく溶かしていくさまが切り取られている。
「サウナのあるところ」は、9月14日から東京のアップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺、新宿シネマカリテほか全国で順次公開。
(C)2010 Oktober Oy.
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