「ガンバレルーヤ」よしこ 速水もこみち&大野拓朗と夢の“あごクイ”実演!
2019年3月15日 23:00
[映画.com ニュース] 2016年ノベル大賞に輝いた、ゆきた志旗氏のシリーズ小説を映画化した「Bの戦場」が3月15日、全国38館で封切られた。お笑いコンビ「ガンバレルーヤ」のよしことまひる、速水もこみち、大野拓朗、おのののか、メガホンをとった並木道子監督は、ユナイテッド・シネマ豊洲での舞台挨拶に登壇した。
物語の主人公は、自分を“絶世のブス”だと思い悩み、一方で人の幸せを願ってやまないウエディングプランナー・香澄(よしこ)。ある日、“意識高い系のブス専”であるイケメン上司・久世(速水)からプロポーズされる。さらに、フラワーコーディネーター・武内(大野)からも好意を寄せられ、香澄はまさかの三角関係を前に、運命の相手を見つけようと奮闘する。
冒頭でMCから「女優向いてますよ」とほめられたよしこは、「よく言われます」とドヤ顔で返し、「イケメンに囲まれて、一生懸命恋をしました。次は朝ドラ(NHK朝の連続ドラマ小説)のヒロインをやりたい」と意欲を燃やしている様子。相手役を務めた速水は「これはピュアなラブストーリーだと思っています。2人で一緒に作り上げていきました。ラブシーンもあって、“あごクイ”と“壁ドン”をやりましたね。でも、(よしこの)顔の素敵な油で滑っちゃって」と暴露した。よしこは慌てて「今日は大丈夫だと思うので、ここでリベンジさせてもらってもいいですか?」と、速水と大野に“あごクイ”の実演をおねだり。今日も指先が滑ってしまった速水と、あごを強く掴んだ大野を、よしこは「クソが!」とお決まりのフレーズで罵倒し、会場の笑いを誘った。
この日は、原作者のゆきた氏からよしこへと送られた手紙を、並木監督が朗読。“絶世のブス”役を現実の女性が演じることに抵抗があったというゆきた氏は、当初は「女優さんにメイクで工夫してもらったり、男性に演じてもらう方がいいんじゃないかと考えたりもしました」と思い悩んでいたという。しかし、よしこのキャスティングにはしっくり来たようで、「生身のよしこさんが傷付きながらも精一杯頑張る姿や、あの笑顔を愛さずにはいられません」「ブスという言葉さえ打ち負かす最強に魅力的なヒロインでした」と絶賛。愛のこもった手紙に感極まっていたよしこだったが、最後に「1個だけ気になったんですけど、男性で行こうっていう案もあったんですね……」と切なげにもらしていた。