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小野大輔「ヤマト2202」航海を終え“全クルー”に感謝「この旅を一緒にしてくれてありがとう」

2019年3月2日 14:10

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「宇宙戦艦ヤマト2202」ついに完結!
「宇宙戦艦ヤマト2202」ついに完結!

[映画.com ニュース] 「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」シリーズの最終章「新星篇」の上映記念舞台挨拶が3月2日、東京・丸の内ピカデリーで開催され、キャストの小野大輔桑島法子神谷浩史鈴村健一山寺宏一手塚秀彰中村繪里子羽原信義監督、シリーズ構成の福井晴敏が出席した。「第一章『嚆矢篇』」の公開から約2年。スタッフ&キャストは、時折瞳をうるませながら、長く過酷な“航海”を振り返った。

2012~14年にイベント上映やテレビ放送などで展開された「宇宙戦艦ヤマト2199」の続編となる本シリーズ。完結を迎えた心境を問われた羽原監督は、「先ほども(別の上映回で)舞台挨拶をさせていただいたのですが……」と感極まり、言葉を詰まらせる。福井が「(前の舞台挨拶で羽原監督が)泣きそうになってました」と明かすと、羽原監督は「今も既にそんな感じです」とこぼした。

作品への思いはキャスト陣も強く、中村は「羽原さんの涙につられ、先ほどの舞台挨拶で涙をこらえていらした小野さん」「楽屋に戻られてもずっと涙を……」と小野が涙したことを告白。小野は「なんで言うんですか!」と赤面しながらも、「僕も不思議だったんです。なぜか涙があふれてくる。この作品に関わってきて、辛いことが多かったんですね、古代としては。それが全部、今日報われたのかな」と感慨深げに語る。

一方の桑島も「収録がない間もヤマトに乗っている緊張感というか、ヤマトとともに生活している感覚がずっとあった」と瞳をうるませ、「それが急に最終回で『これで終わりです』となったらものすごく寂しくなってしまって。とても受け止めきれないみたいな気持ちになってしまった。でも試写を見て、今日挨拶をしたら、これで本当にひと区切りなんだという思いがしています」と噛み締める。

鈴村は「期待していただいて大丈夫です。第7章、すばらしいものになっています」と言葉に力を込め、神谷は「時間をかけてキャスト、スタッフの皆さんと信頼関係を育んでいきながら、エンディングまでたどり着けているということが、この作品が素晴らしい結末を迎えるにあたっての、一番の原動力だったのではと思っています」と熱弁をふるう。

さらに山寺も、「中学生のころから『ヤマト』の大ファンで、デスラーも大好きなキャラクターでした。とにかくプレッシャーでした」「でも終わって見ると、自分のことなんてどうでもよくて、とにかくこの素晴らしい物語に、参加できてよかったという思いが第一ですね」とシリーズへの思いを爆発させる。手塚は、「なんとか第7章を迎えることができました」と安堵の表情を浮かべた。

“ヤマト愛”を爆発させたスタッフ&キャスト。小野は、全員の思いを受け「本当に感謝でいっぱいです。長い旅を続けてきましたが、最初はプレッシャーがあり、偉大な作品を僕たちが今演じる意味をたくさん考えました」「今この時代に生きている僕たちの熱量で、魂で、この船は進めたと思っています」とうっすらと涙を浮かべ、「皆さんがヤマトクルーです! 本当に、この旅を一緒にしてくれてありがとうございました」と客席に熱く呼びかけた。

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